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ゴウノカワ

江の川

広島県と島根県の県境近くにある阿佐山山塊三坂峠付近に、その源を発した可愛川が、三次盆地で西城川・馬洗川・神野瀬川と合流し、その後、小さい蛇行を繰り返しながら脊梁山地を横切り、邑智郡邑智町粕淵より大きく南西方向に向きを転じ、因原付近から西流し、江津で日本海に注ぐ。「中国太郎」とも呼ばれ、中国地方最大の一級河川である。この川は、上流部の広い地域が中国山地の南側にあり、他の河川とは異なり、脊梁山地の隆起以前からの流路を流れる古い歴史をもつ「先行河川」として有名である。この流長200㎞の江の川の地形的な特色を挙げれば、流域面積が約3,800km2で全国第16位であるにもかかわらず、その支流の数は、355をかぞえ、大阪府の淀川に次ぐ第2位の数を誇っている。しかし、それら多くの支流も、地形発達過程の壮年期にあたっており、激しい浸食を行い、滝や峡谷を形成している。
この川が流域に及ぼしてきた影響をみると、近年まで、米、木炭、鉄、雑貨、麻、粗陶器などを運ぶ舟運が三次~江津間にあり、今でも「大津」「唐香(港)」「港」などの名ごりを示す地名が沿岸に残っている。中世期には、河口付近が対朝鮮貿易の基地ともなり、重要な役割を果たしてきたことがわかる。しかし、ひとたび雨が降り始めると、邑智郡背後の雨が県境をまわって流下し、たびたび、洪水をひき起こし、昭和47年(1972)7月には、未曽有の大被害を被った。その後護岸工事や永久橋の架設など、地元や建設省による地道な努力が続けられている。

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