2025年07月08日 公開

海で思いきり遊びたい、川で生きものを探したい、自由研究につながる体験もしてみたい!そんな夏休みを過ごすなら、島根県西部の石見地方へ。
水族館で涼みながら海の生きものを観察し、白砂の海辺で遊び、川や山で自然とふれあい、ときにはSLに乗って旅気分を満喫。豊かな自然に囲まれた石見には、子どもの「やってみたい」をかなえる体験がそろっています。
親子のペースで巡りながら、この夏だけの思い出を見つけに出かけませんか。
シロイルカがゆったりと泳ぐ姿に、子どもも大人も思わず見入る海の時間。島根の海から世界の海へと続く水槽を巡れば、見慣れない色や形の生きものが次々に現れます。シロイルカパフォーマンスやペンギンのお食事タイム、飼育員によるスポットガイドも見どころ。館内の喫茶コーナーやミュージアムショップまで含めて、暑い日の海辺をゆったり過ごせます。
緑に囲まれたキャンプ場では、夏季限定で屋外プールが登場。ウォータースライダーを滑り下り、青空の下で水しぶきをあげた後は、テントサイトやコテージでひと休み。バーベキューをするなら、車で約5分の「≫道の駅 邑南の里」で地元の新鮮な野菜や特産品を調達してから向かうのが便利です。日帰りの水遊びから、宿泊して楽しむ満天の星空まで、家族のペースで一日を自由に組み立てられます。
白砂が広がる砂浜を中心に、海水浴とマリンアクティビティで一日中遊び尽くしたい海辺の公園。波打ち際で遊んだり、バナナボートやシュノーケリング、ジェットスキーなどで、日本海を違う角度から体感できます。キャンプ村やケビン村に泊まり、夕暮れから翌朝まで海辺で過ごせるのも魅力。翌日は車で約5分の「アクアス」へ。泳ぐ・泊まる・生きものに出会う親子向けの1泊2日が完成します。
※2026年夏季シーズンは、キャンプ村や姉ヶ浜海水浴場エリアの駐車場料金が無料です。
〒697-0003 浜田市国分町1644-1(予約センター)
TEL:0855-28-2231 (石見海浜公園予約センター)
高津川水系の澄んだ流れが、深い山あいに岩壁や滝、淵を刻んだ渓谷。表匹見では車窓から清流と奇岩を眺め、奥匹見・裏匹見では散策しながら滝や断崖に近づけます。水辺へ下りる時や遊歩道を歩く時は、雨後の増水や足元の滑りやすさに十分注意を。天気や周囲の状況を確認しながら、家族のペースでのんびり山あいの涼を探してみてください。
国立公園・三瓶山のふもとで、島根の自然史を学べる博物館。森をイメージした子ども向け展示では、毛皮に触れ、鳥や虫の声に耳を澄ませながら、生きものの気配を感じられます。大型映像や岩石標本、クイズのコーナーで、火山が生んだ三瓶山の大地を立体的に理解。外に出て山を見上げれば、学びがそのまま目の前の景色として広がります。
地下の展示室に立つのは、約4,000年前の火山活動で埋もれた巨木。照明を抑えた空間で見上げることで、縄文時代の森が今に残っていることに驚きます。案内ガイドでは、職員の解説と照明演出で、木々がより印象的に浮かび上がります。三瓶エリアの「サヒメル」とあわせて訪ねれば、火山がつくった大地と、そこに眠る森の物語が、ひとつにつながります。
子ども心をくすぐる作品や参加・体験型の企画展を開催している美術館。週末の午後からは、身近な素材を使ってつくる”ホリデー創作活動”を実施している。アート作品をみたあとは、五感を使って自分だけの作品づくりに家族の会話も自然と弾みます。
「砂・時・環境」をテーマに、世界各地の砂や鳴り砂の地図、顕微鏡で見る石英砂などを通して、足元の砂が地球の歴史や環境とつながっていることを体感。中央ホールで一年計砂時計「砂暦」を見上げた後は、砂絵やガラス工芸などに挑戦できます。学びを海辺へつなげるなら、近くの国指定天然記念物「琴ヶ浜」へ。歩くたびにキュッキュッと鳴る砂に耳を澄ませれば、環境保全の大切さが身近な実感に変わります。
清流と山に囲まれた静かなまちで、木製の巨大迷路に親子で挑戦。曲がり角の先にまた曲がり角が続き、見えているのにたどり着けないゴールを目指します。隣接する「匹見ミステリーハウス」では、視覚の錯覚によって平衡感覚を失うような不思議な体験も。迷路を抜けた達成感と、思わず笑ってしまう錯覚が、夏の旅にちょっとした冒険の楽しさを添えます。
温泉と緑に恵まれた山あいで、馬と目線を合わせるひとときを。引馬乗馬体験なら、初めてでも安心して馬の高さやゆったりした揺れを体感できます。はじめは緊張していた様子も、厩舎見学や餌やりなどのふれあいを重ねるうちにやわらぎ、子どもの表情にも笑顔が広がります。馬場を眺められるレストランで休憩しながら、のんびりとした午後を過ごせます。
中国地方最大の江の川を、カヤックで水面から眺める夏の冒険。インストラクターにパドルの持ち方から教わってから漕ぎ出すため、初めてでも挑戦しやすく、川岸の緑や空の広さがいつもと違う距離で迫ります。カヤック体験の後は、キャンプサイトやトレーラーハウスに泊まり、バーベキューや焚き火を楽しみながら、水辺の夜の静けさまでゆったりと味わえます。
水を張った中庭は涼を感じる心地よい空間
建築家・内藤廣が手がけた、約28万枚の石州瓦に覆われる赤い屋根と回廊。その中に美術館と劇場がひとつに収まる、石見の文化を象徴する空間があります。作品を眺めるだけでなく、光や影が変わる建物を歩くこと自体が、子どもにとって小さな建築探検に。
近くの「島根県立万葉公園」では、毎年夏に世界のカブトムシ・クワガタ展示も行われます。アートと昆虫、親子で違う「好き」に出会える時間を。
週末限定で開店する津和野駅の売店では、ここでしか買えない鉄道グッズを販売中!
新山口駅を出発し、山口線をたどって津和野駅へ。蒸気を吐いて進む車両を見送るだけでなく、レトロな客車に乗れば、山あいの景色も旅の一部になります。津和野駅前には、かつて山口線を走ったD51194号機を保存展示。汽笛吹鳴や各部操作を体験するイベントが行われることもあり、鉄道の仕組みを知る入口にもなります。
SLの運行情報については「≫ SLやまぐち号公式サイト」、関連イベントについては「≫津和野町観光協会公式サイト」よりご確認ください。
海や川、山でたっぷり遊んだ後は、その土地ならではの冷たい一品でひと休み。地域の素材を使ったご当地アイスやジェラートを片手に、親子旅の余韻をゆっくり楽しみましょう。

●首都圏から
羽田空港から90分で「萩・石見空港」へ。空港でレンタカーを利用すれば、益田や津和野をはじめ、石見地域の各地へも気軽に足を延ばせます。
●広島方面から
広島方面からは高速道路を使い、浜田・江津・邑南方面へ。海辺から山あいまで、家族の興味に合わせて旅程を組み立てやすいエリアです。
●山陰道を利用して
2026年3月、浜田市と益田市を結ぶ山陰道「三隅・益田道路」が開通。石見の東西を巡る旅の選択肢が広がりました。