2024年07月01日 公開
出雲大社より車で約1時間。世界遺産・石見銀山のある大田市は、山も海も楽しめる自然の宝庫。今年の夏休みは、豊かな自然の中で子どもと一緒に思いっきり遊び、ワクワクする気持ちで学びと体験を楽しんでみては。
大田市には、”夏休みの宿題” をサポートできるような体験やモノづくりが満載!旅先で楽しみながら宿題に取り組めば、新たな発見や学びに出会えるかも!? おすすめの各スポットでは、子どもの知的好奇心をくすぐるヒントもご紹介。
さあ、国立公園三瓶山(さんべさん)やコバルトブルーの日本海のある大田市にファミリーで出かけましょう!
出雲大社から大田市までは車で約1時間。出雲大社から「出雲多伎」インターチェンジまでは、コバルトブルーの海が広がる海岸線に沿った道を走り、山陰道へ。ロケーション抜群の景色を眺めつつ、快適なドライブ旅が楽しめます。
※大田中央・三瓶ICと仁摩・石見銀山IC間は令和6年3月に開通しました。
※国立公園三瓶山へのアクセスは島根県東部からお越しの場合、大田朝山IC下車、大田市富山町経由がおすすめです。
※出雲IC~出雲多伎ICは令和6年度開通予定
星が好き!地球のことをもっと知りたい!
•「三瓶自然館サヒメル」で自然や大地のふしぎ発見!
工作が好き!木のぬくもりに触れたい!
•「三瓶こもれびの広場 木工館」で世界に一つだけの木のおもちゃ作り
その土地ならではの伝統芸能が見たい!
• 大迫力の「多根神楽」を間近で体験
きれいなものが好き!思い出のアイテムを作りたい!
•「仁摩サンドミュージアム」で鳴砂に触れて、カラフルなガラス工芸体験
やっぱり海にも行きたい!
• 琴ヶ浜で鳴砂体験
星が好き!地球のことをもっと知りたい!
国立公園三瓶山にある自然系博物館。館内には、三瓶山と島根県の自然を五感で体感できる展示がずらり!大型ドームスクリーンのプラネタリウムや本格的な天文台といった星や宇宙を身近に感じられる設備や、絶滅大型哺乳類デスモスチルスの化石や巨大な縄文時代の埋没林など大迫力の展示があり、子どもも大人もワクワクできる施設です。
2023年春に最新鋭の投影装置が導入されたプラネタリウム。直径20メートルの半球形スクリーンに映し出される星空はリアルで、宇宙空間に包まれるような感覚。現実の夜空の美しさに迫ります。
地球上のあらゆる場所の星空を再現し、地球を飛び出して宇宙空間から見た美しい光景までも映し出す機能も搭載。まさに “リアルを超える” プラネタリウムです。
⇒ プラネタリウムの映像やナレーションを注意深く観て・聴いてみよう!
三瓶自然館サヒメルは大型望遠鏡を備えた天文台でもあり、土曜日の夜は天体観察ができます。公開天文台としては全国屈指の観測条件に恵まれ、晴れた夜に空を見上げると、こぼれ落ちそうなほどの星がきらめいています。
満天の星を楽しんだら、いよいよ望遠鏡をのぞいてみましょう。視界に入ってくるのはその日に見やすい天体。この夏は、天体観察会で人気を集める「土星」がよく見えそうです。さて、あなたはどんな星に出逢うことができるでしょうか。
⇒ 自分の目と、望遠鏡の両方で星を観察してみよう!
三瓶自然館のこの夏の注目の展示は「鉱物」。常設展示には世界的に“レアもの”の鉱物があります。その名は「松代鉱山のあられ石」。大きなものはカボチャくらいの大きさと形で、半透明の石の表面に見える菊の花を集めたような模様が特徴です。この形と大きさは世界で唯一とされ、日本を代表する鉱物資料のひとつです(大田市日本遺産構成文化財)。
ちなみに、あられ石を産出した「松代鉱山」(大田市久利町)はかつて国内では指折りの「石こう※」の鉱山でした。
※彫刻の素材等に使用されています。
⇒ 展示の説明文を読んだり、サヒメルのスタッフに聞いたりして調べてみよう!
実は、活火山である三瓶山。活火山や鉱物についてもっと詳しく知りたい!そんな好奇心に応えてくれる三瓶山周辺のスポットを紹介します。
三瓶山は活火山。火山はこの地に独特の地形を作り、さまざまな恵みをもたらしてくれました。いわば「火山からの贈り物」といえます。大迫力の音と映像で、火山や地球の秘密を楽しく学びましょう。
三瓶自然館サヒメルから車で10分のところに「三瓶観光リフト」の乗り場があります。リフトで15分ほど登った先にある大平山の頂上からは、直径2kmにも達する噴火口が手軽に見られます。三瓶山が火山だからこそ見ることができる美しい風景です。
こちらも三瓶自然館サヒメルから車で10分のところにある施設。火山の噴火によって火山灰に埋もれた4000年前の森の一部を現地で展示しています。根を張り、直立状態で残存する巨木、「森の化石」は圧巻!太古の森のパワーを存分に感じられます。
≫詳細はこちら
「蜂!? え、怖い!」こわがらずに、ちょっとハチの世界をのぞいてみませんか?見事な形の巣、高度な社会性と子育て、蜂蜜・・・。この夏の企画展は、ハチの世界の面白さに迫ります。
≫イベント情報こちら
⇒ 怖いだけじゃない!ハチの世界をのぞいてみよう!
工作が好き!木のぬくもりに触れたい!
小さい子どもから大人まで、三瓶山の自然を感じながら木工体験が楽しめる「三瓶こもれびの広場 木工館」。島根県や大田市などで育った約30種類の木の中から、自分だけのオリジナルの作品作りができます。
やすりがけや、クギ打ち、色塗りなど、子どもには「ちょっと難しいかな」と感じる作業もインストラクターや大人がしっかり見ている中で挑戦できるので、夏休みの工作にピッタリ!家族でアイデアを出し合って作業を楽しみましょう。制作時間は1時間かからないものから2時間程度かかるものまで多彩。
館内では、太鼓や輪投げなど、木でできた玩具で遊ぶこともできます。
⇒ 遊んでみたい玩具(おもちゃ)を作るのもおすすめ!
その土地ならではの伝統芸能が見たい!
大田市の無形民俗文化財「多根神楽」。石見神楽の中でも原型にあたる六調子の優美な舞は「多根神楽」の特徴。鮮やかな刺繍で飾られた衣装、響き渡る太鼓や笛のお囃子、そして勇壮華麗な舞は、見ごたえ抜群で思わずクギ付けになること間違いなし!多根神楽伝承館の定期公演で、壮麗で迫力ある舞をぜひご覧ください。
⇒ 多根神楽を観た感想を文章にしたり絵に描いたりして、思い出に残そう!
きれいなものが好き!思い出のアイテムを作りたい!
ガラス張りのピラミッドが目を引く、国内でも珍しい砂の博物館。館内には、日本・世界各地の砂や、コミック『砂時計』の特設コーナーなどがあります。博物館の中心に展示されているのは、1年をかけて砂が落ちる一年計砂時計「砂暦(すなごよみ)」。その巨大さ、迫力は一見の価値あり!
⇒ 説明文を読んだり、仁摩サンドミュージアムのスタッフの方に聞いたりして調べてみよう!
仁摩サンドミュージアムとのコラボ作品「稲佐の浜」を含む作品30点が展示されます。どれもこの企画のために一から制作したもので、波の形も模様も1つ1つ異なる唯一無二の作品です。それぞれの海の実際の風景を想像しながら海のアートをお楽しみください。
[入館料]高校生以上800円(税込) 小・中学生400円(税込)
[休館日]水曜日 ※8月14日(水)は開館・8月19日(月)は休館
[開館時間]9:00~17:00(最終受付16:30)
レジンアートコースター作り ※事前受付可
午前の部:10:00~12:00/午後の部:13:00~15:00
[参加費]3,500円/1名
[定 員]各回/~最大8名
※対象年齢4歳以上
※別途入館料、郵送費込み
やっぱり海にも行きたい!
目の前にコバルトブルーの海が広がる砂浜。約1.4kmある海岸は、歩くとキュッキュッと琴の音のように鳴るのが特徴です。実際に歩いて、そのかわいらしい音色を楽しんでみましょう。
※監視員等の配置はございません。個人の責任で遊泳されるのは自由ですので、安全に配慮してお楽しみください。
⇒ 鳴砂はどんな音がするかな!鳴砂の秘密を仁摩サンドミュージアムで調べてみよう!
石見銀山の歴史に触れたり、伝統工芸に挑戦したり、アウトドアを満喫したり…大田市にはまだまだ親子で楽しめるスポットがいっぱい!
石見銀山の発見当時から現在に至るまでの歴史を展示。VR体験や丁銀づくり、銀さがし体験などができます。
温泉津エリアの伝統工芸「温泉津焼」の創作体験。手びねり体験コースと絵付け体験コースがあります。日本有数の大きな登り窯は必見!
温泉津エリアにある、内湾に面した穏やかなキャンプ場。海水浴のほか、持ち込みのBBQや磯釣りなども楽しめます。
親子でできる体験やアウトドアがいっぱいの三瓶山周辺には多彩な宿泊施設があります。宿泊して、三瓶山一帯を思いっきり満喫するのもおすすめ!
自然学習体験ができる宿泊可能な研修施設
今回紹介した三瓶エリアのスポットは、すべて三瓶自然館サヒメルから車で10分圏内。気軽に巡れるのも魅力です。
※マップは2023年3月時点。
山陰道 大田中央・三瓶ICと仁摩・石見銀山IC間は2024年3月開通しています。
一般社団法人 大田市観光協会
〒699-2303 大田市仁摩町大国42-1(道の駅ごいせ仁摩内)
TEL:0854-88-9950/FAX:0854-88-9960