川端龍子(1885~1966)は、はじめ洋画を学びますが後に日本画に転向し、日本美術院(院展)を舞台に、自由かつ大胆な着想に基づく意欲作を発表しました。1928年(昭和3)に院展を脱退すると、翌年に自ら青龍社を創設。床の間ではなく、展覧会の会場で鑑賞する芸術を追求し、力強い筆致と豊かな色彩を持った独自の画境を拓きました。
龍子が生誕140年を迎える本年、足立美術館が所蔵する龍子作品全8点に加え、東京画壇で活躍した画家たちの作品をご紹介する特別展を開催します。日本美術院の画家である安田靫彦や前田青邨、青龍社に参加した落合朗風、院展、官展、青龍展の垣根を越え、龍子とともに三人展を開催した横山大観と川合玉堂など、龍子をとりまく巨匠たちの作品を展示します。近代の東京画壇の名品の数々をご覧ください。
■ 主な出品作品
川端龍子「創夜」「愛染」「獻華」 横山大観「中秌之月」 川合玉堂「鵜飼」
菱田春草「猫梅」 小林古径「阿新丸」 安田靫彦「養老」
前田青邨「山路之秋」 鏑木清方「潮干がり」 伊東深水「春の雪」
開催期間 | 2025年6月1日~2025年8月30日 |
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時間・休業日 | 【開館時間】 9:00~17:30 【休館日】 年中無休 ※新館のみ、展示替えのため休館日あり <新館休館日> 2025年5月26日~6月6日、6月23日~24日 ※日本庭園や本館、魯山人館で開催している展覧会は新館休館日でもご覧になれます。 |
会場 |
足立美術館 〒692-0064 島根県安来市古川町320 |
お問合せ先 |
足立美術館 TEL:0854-28-7111 |
料金 | 【入館料】 ・大 人:2,500円 ・大学生:2,000円 ・高校生:1,000円 ・小中学生:500円 ※本料金で日本庭園や本館・魯山人館・新館で開催中の展覧会など、すべてをご覧いただけます。 ※20名以上の団体料金あり ※各種クレジットカード、IDの利用可 ※各種割引制度、青少年の優遇処置あり |
ウェブサイト | https://www.adachi-museum.or.jp/archives/exhibition/summer2025 |