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出雲弥生の森博物館 速報展「その土器なぜ伏せた?-大塚遺跡の発掘調査速報-」

 大塚遺跡(出雲市大塚町)は出雲平野のほぼ中央に位置する遺跡です。今回の速報展では、2020(令和2)年に実施した発掘調査の成果をご紹介します。
約250㎡の調査区内に遺構が濃密に分布しており、古墳時代中期から後期頃(5~6世紀)の遺物も多く出土しました。
 なかでも、注目したいのが土師器の甕2点を埋納した穴です。穴の底へ半分に割った甕を置き、その上に完形の甕を伏せていました。特異かつ丁寧に組み合わされた出土状況から、これらの甕は意図的に穴へ埋納されたと考えられます。この甕の埋納行為には、どのような目的があったのでしょうか。
 今回の展示では、出土した甕を使って埋納状況を再現しつつ、甕の埋納にこめられた目的を解説していきます。ぜひこの機会にご覧ください。

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