2021年04月21日 公開
悠久の時を経て造り出されたダイナミックな絶景が広がる島根県の離島・隠岐。
隠岐の大自然を思いっきり満喫したい!そんな願いを叶える次世代の自転車「E-Bike」が登場。電動アシスト機能のある自転車で隠岐4島の各地を巡る新しいアクティビティです。
自然の中をグングン進めば、都会では得られない開放感、冒険が始まるようなワクワク感が味わえ、まるで子供の頃に戻ったような気分になります。隠岐の空・海・大地のパワーを感じ、心も体もリフレッシュする旅に出かけてみませんか。
島根半島の北へ約50kmの日本海に浮かぶ隠岐諸島は、島前3島(西ノ島町(西ノ島)、海士町(中ノ島)、知夫村(知夫里島))、島後(隠岐の島町)との4つの有人島とおよそ180の島々で構成されています。
はるか昔はユーラシア大陸の一部だった隠岐諸島。その後の火山活動などで、海底に沈んだり、島根半島と繋がったりと時代によってその姿をかえながら現在の離島になりました。
また、世界的に見ても珍しい独自の生態系、特徴的な自然や文化が認められ、2013年に「大地誕生の謎」や、「人と自然」のつながりを知ることができる場所として「世界ジオパーク」に認定されました。
強力な電動アシスト機能付きのスポーツサイクル「E-Bike」。町中はもちろん、ハードな坂道もアシストを得ながら走ることができます。そのため、長距離や高低差がある隠岐の道を、体力に自信がない人でも安心して快適に楽しめます。
「E-Bike」で風を切りながら走る爽快感は、自然に溢れる隠岐だからこそ。キレイな風景、どこまでも広がる紺碧の海、自然のパワーを存分に体感できます。道中では、島の不思議な植物や、のんびりと過ごす馬や牛など、いつもと違う世界に触れることもできます。気になるところで自由に立ち止まれるのも、小回りが利く「E-Bike」ならではです。
「E-Bike」は、簡単な操作方法で扱いやすいので、電動自転車やスポーツバイク初心者も気軽に使うことができます。年齢や性別、体力レベルに関係なく一緒に楽しめます。
「E-Bike」の旅におすすめのGPS地図アプリ「YAMAP」を入れれば案内をしてくれるので安心して走れます。所要時間や行きたい場所にあわせたモデルコースもあります。
レンタル時間内は自由に使用してOK!小回りが利く「E-Bike」は自分のペースで、気になる道をみつけてあちらこちら巡ることも可能です。リピーターの方も新しい発見に出合えることでしょう。
続いては、各島のポイントやおすすめコースをご案内します。
約7kmにわたって断崖、絶壁、洞窟が続き、国の名勝および天然記念物に指定されている国賀海岸を有する「西ノ島町」。摩天崖、通天橋など、果てしない時を経て形づくられた荒々しい断崖・奇岩と、その向こうに広がるコバルトブルーの海とのコントラストはまるで海外にいるような気分にさせます。サイクリングコースは海沿いを走ることが多く、離島ならではの見たことのない美しい景色に出会えます。
摩天崖
赤尾展望所
西ノ島町の主要観光スポットを網羅したコース。なんといっても見どころは、国賀海岸随一の景勝地「摩天崖」。海から垂直に立ち上がる海抜257mの大絶壁は、自然の神秘を体感できる大迫力の絶景です。周辺の放牧地では、馬や牛が草を食むほっこりとした姿も見られます。その摩天崖や通天橋を違った角度から一望できる「赤尾展望所」は、絶好の写真映えスポット。南西部にある「鬼舞展望所」からは、島前カルデラ※(隠岐島前湾内)と日本海を見渡せ、大規模な火山活動によってできた島前の成り立ちを見ることができます。
アップダウンのある島ですが、「E-Bike」は坂道もラクラクと進むことができるので大丈夫。フレンチカフェレストランや縁側のある図書館でひと休みしながら、一日かけてゆったりと巡りましょう。
※Bistro d’okiは閉店しました。
※島前カルデラ:火山活動中に陥没した窪地。島前3島は、およそ500万年前に形成された。
島前で1番高い山である「焼火山」の中腹にある神社。古くから海上安全の神として、船乗りの信仰を集めてきた場所です。岩の洞窟にはめ込むように造られた社殿の神秘的な姿は必見。境内は凛とした神聖な空気に満ちています。
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祭神は由良比女命で、海上の守護神として島内の信仰を集める神社。拝殿や境内にある灯ろうにはイカのレリーフが描かれているので、ぜひ探してみてください。神社の前の浜は、イカの群れが押し寄せることで知られています。
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豊かな海と自然に恵まれ、農業・畜産も盛んな自給自足のできる半農半漁の島「海士町」。後鳥羽上皇や小野篁(おののたかむら)に縁があり、歴史文化の栄えた島でもあります。かつては配流の地であり、また、現代ではIターンで移住する人も多く、訪れた人を温かく受け入れてくれる風土があります。「E-Bike」の旅の途中では、ぜひ地域の方と交流を。どこか懐かしさを感じる町と地元の人とのふれあいに心癒やされます。
隠岐神社
明屋海岸
海士町の名所をまるごと楽しめる一日コース。「隠岐神社」や「金光寺山」といった歴史文化にまつわる場所も見どころです。島の女神がお産をしたという伝説の地「明屋海岸」は、岩の中央に空洞があり、あるポイントから見るとその空洞がハート型に見えると人気のスポット。日本名水百選指定の湧き水「天川の水」をくんで、海士町観光協会でレンタルできるカフェセットを楽しむのもおすすめです。お土産を買ったり、ご島地グルメを味わったり、海士町の多彩な魅力を感じてください。
※「カフェセット」のレンタルは、海士町観光協会に事前申し込みが必要です。
大規模な火山活動によってできた島前カルデラを望むスポット。太陽の動きと、それに伴い海や空の色が変化する様はまるで絵画のようで、夕暮れは特におすすめ。絶好の撮影スポットです。
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海士町最南端の灯台。季節によっては、海に沈む夕陽、海からのぼる朝日が見られます。地面にはハートがたくさん描かれた方位盤があり、好きな人がいる方角を向いてその人を想うとその二人は幸せになれる、という噂もあります。
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隠岐諸島の有人島では最も小さく、のどかな島「知夫村」。本土から最も近く、海運の中継地点として栄えてきました。手つかずの自然が多く残り、高台からは透明度の高い海や、海に浮かぶいかだのような「岩牡蠣のいけす」などを一望することができます。道中の風景を楽しみながら旅をするのにピッタリな島です。放牧牛やタヌキなど、たくさんの動物と共生する島をゆるくマイペースに旅しましょう。
赤ハゲ山展望台
赤壁
知夫村の大自然を満喫できる半日コース。「赤ハゲ山」からは、さえぎる物が何もない360度の大パノラマを楽しめます。西ノ島町、海士町がぐるりと湾を囲む様子が見渡され、よく晴れた日には本土や島後がはるか遠くに見られることも。景勝地「赤壁」は、島の西側一帯約1kmに渡り荒々しく削り取られた断崖。その高さと大きさ、迫力ある赤褐色の岩肌は圧巻! 圧倒的な自然美を前に、疲れもリセット、フレッシュな気持ちになれそうです。
知夫里島の東側に位置する無人島。「お松橋」を通り島に渡ります。南や北の地域に別々に生息しているはずの植物が同居しているという不思議な島で、植物観察をしながら、のんびりと散策するのがおすすめです。
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島津島遊歩道の奥、渡津神社の裏側にある、とげのような乳白色の岩肌。海の浸食によってできたゴツゴツとした岩肌は、隠岐の成り立ちと不思議な自然をまさに体現しているかのよう。島津島を散策時に必ず立ち寄りたい場所です。
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外周が約100kmあり、隠岐諸島最大の島「隠岐の島町」。北海道や沖縄で見られる植物が同じ場所に生息するなどミステリアスな自然があふれ、離島ならではの伝統文化が今でも守り受け継がれている島です。豊かな自然で育った岩ガキ、カニ、バイ貝をはじめ、地域の食材を活かしたグルメやマリンスポーツが楽しめるのも島後の魅力。島に息づく自然と人々の営みを感じながら、大地の不思議を肌で感じてみてください。
壇鏡の滝
海洋スポーツセンター
このコースで立ち寄る「壇鏡の滝」付近は路線バスが通らず、普段は車がないと行くことが難しい観光スポットです。深い緑に包まれた場所にある壇鏡の滝は、隠岐の島町でも有数のパワースポットとして知られています。約40mの高さから流れ落ちる2つの滝と、滝の間にある壇鏡神社はとても神秘的な雰囲気です。「海洋スポーツセンター」ではSUPやBBQなども楽しめますが、一番のおすすめはシーカヤックです。海上に漂いながらの夕日鑑賞はきっと忘れられない体験になるでしょう。
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海から約20mの高さでそびえ立つ奇岩「ローソク島」。一望できる展望台もありますが、晴れた日に訪れたらぜひ乗りたいのが遊覧船。夕日が重なる瞬間、まるで一本のローソクに火を灯したかのような奇跡の絶景に出合えます。
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隠岐に配流となった後鳥羽上皇をおなぐさめするために始まったと伝えられる日本最古の闘牛。「隠岐モーモードーム」は全天候型で、隠岐独自の文化である牛突きを気軽に楽しめます。牛がぶつかり合う迫力満点の様をぜひ間近で!
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島ごとにさまざまな楽しみ方ができる隠岐。観光スポットはもちろんですが、自然豊かな美しい景観、美味しいグルメなど、都会では味わえない隠岐ならではの魅力があふれています。
体力がある方やサイクリングが趣味の方は、宿泊しながら各島を巡るのもおすすめです。自分のペースで気持ちよく汗をかいて、隠岐の大自然を身近に感じながら満喫してください。
E-Bikeの数には限りがあるので、事前の予約が必要です。詳細は下記Webサイトをご覧ください。
隠岐の島旅 特集・予約ページ ≫https://www.e-oki.net/features/6532/
3時間:2400円、時間増し1時間ごとに800円
※任意保険料:1台200円
<無料付属品>ヘルメット、ワイヤーロック、スマートフォンホルダー、E-BIKEバッテリー充電器、自転車用ザック、ズボンバンド
※E-bike写真はイメージです。レンタル車体と異なります。
〒685-0015 島根県隠岐郡隠岐の島町港町塩口24 隠岐合同庁舎別館1階
TEL:08512-2-1577
≫隠岐の島旅公式サイト
隠岐島内で宿泊と観光体験のご利用で、帰りのフェリー運賃(2等)が無料になるお得なチケット「おき得乗船券」が発売中です。ぜひ、この機会に「おき得乗船券」を利用して隠岐の旅をお楽しみ下さい。
詳細はこちら
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