2022年02月15日 公開
2022年1月、世界遺産「石見銀山(いわみぎんざん)」から車で約10分、山陰道「仁摩・石見銀山IC」出入り口の正面に、道の駅「ごいせ仁摩(にま)」がオープン!「ごいせ」はこの地域の方言で「いらっしゃいませ」を意味します。石見銀山をはじめ、国立公園「三瓶山(さんべさん)」、世界最大の砂時計のある「仁摩サンドミュージアム」など、大田市(おおだし)の観光スポットを満喫する拠点として、また、大田市の特産や魅力に出会えるスポットとして楽しめる道の駅が誕生しました。
道の駅「ごいせ仁摩」では、ここならではのグルメやショッピング、体験が楽しめるのはもちろん、便利な設備もいっぱい。大田市観光協会スタッフのおすすめポイントとあわせて、ジャンル別にご紹介します。
レストランでは、地元の海の幸、山の幸を取り入れた料理が楽しめます。定食や丼で、地元で水揚げされた魚介の新鮮な味わいを満喫!何度も足を運びたくなるメニューがずらり。ショッピングゾーンとは別の建物なので、ゆったりと食事を堪能できます。(季節によってメニューが異なる場合があります。)
ぜひ味わっていただきたいのは、「大田の大あなご」を使った料理です!穴子の漁獲量がトップクラスの島根県。県内の半分近くが大田市内で水揚げされていて、全国有数の漁獲量を誇ります。大きくて肉厚、ふわふわの食感が特徴で食べ応えも抜群。
物販コーナーに隣接するカフェ。地元産の食材で作るスイーツやドリンク、軽食が揃います。
三瓶山と日本海に挟まれた立地である大田市らしく、海の幸、山の幸の両方が揃う物産コーナー。大田ならではの「一日漁」(早朝に漁に出て、近海で漁を行い、その日の夕方に水揚げする漁)で獲れた新鮮な魚や、採れたて産地直送の野菜や果物が並びます。地元で古くから親しまれているお菓子や銘菓も販売。そのほか、地元の職人が作った焼き物や木工製品といった工芸品など、600種類を超える豊富な品揃えがあり、見ごたえも十分です。
魚は一匹まるごとのほかに、刺身や切り身でも販売。三枚おろしなどの調理対応もしてもらえるので、気軽に購入できるのも嬉しいです。お面や笛などの石見神楽コーナーも要チェックです!
第71回全国植樹祭のお野立所(天皇皇后両陛下がお座りになる場所)を移築したイベントステージは、屋根付きで天候に左右されないのが特徴。石見神楽(いわみかぐら)の定期公演をはじめ、さまざまなイベントが開催されます。
※写真はイメージです
伝統芸能の石見神楽を間近で観られます!大蛇(おろち)が火や煙を吹くダイナミックな動き、活気あふれるお囃子、豪華絢爛な衣装など見どころがいっぱい。目の前で繰り広げられる迫力満点のステージは必見です。
広場の横には、広々とした天然芝のドッグランがあり、愛犬とのお出かけも楽しめます。「小型犬」「中型犬~大型犬」の区分けがあり、安心して思いっきり走りまわることができます。
足洗い場も整備されているので、気兼ねなく愛犬を遊ばせることができますよ!
中四国エリアの道の駅で初の本格的な設備のRVパーク(快適に安心して車中泊ができる場所)があるのも「ごいせ仁摩」の魅力。キャンピングカーが駐車できる広々としたスペースが5台分あり(有料)、その近くには、キャンピングカーの汚水を処理するためのダンプステーション、電気、給排水の設備を完備しています。
このほか、EV充電器や観光案内スペースがあるなど、快適なドライブをサポートしてくれる設備が充実しています。
授乳室やキッズトイレがあり、子育て世代のファミリーにやさしい設備が充実しています。駐車場は広々としていて、普通車113台、思いやり駐車場6台、大型車18台が駐車できます。観光案内スペースには、石見銀山や三瓶山のパンフレットもあるのでお出かけ前にチェックしてみてください。
木材をふんだんに使用し、周りの山々と調和した駅舎も見どころの一つ。駅舎の木造部分には大田市産の杉、屋根には地場産業である「石州瓦(せきしゅうがわら)」を使用しています。地元の恵み・産業をいたるところに使用した駅舎も訪れたらぜひ注目して見てみてください。
休憩・情報コーナーの壁には、「福光石(ふくみついし)」が使われています。
※休憩・情報コーナー
室町時代から採掘され、淡青色の石色がもつ雰囲気や感触、湿度調整・吸音効果、滑りにくい特徴が好まれ、様々なものに使用されてきました。世界遺産「石見銀山」の五百羅漢像もそのひとつです。
「福光石石切り場」は、現在も作業が行われている採石場で、ガイド付きで見学できます(要予約)。ヘルメットを被り大きなフェンスの向こう側を進んでいくと、幻想的でミステリアスな地下空間が待っています。
・道の駅「ごいせ仁摩」から仁摩サンドミュージアム駐車場まで車で3分、駐車場より徒歩4分
「砂」「時」「環境」をテーマとした、国内でも珍しい砂の博物館。館内には、世界最大の砂時計をはじめ、砂を使ったアート作品や日本・世界各地の砂が展示されています。ガラス張りのピラミッドが特徴の外観、1年をかけて砂が落ちる一年計砂時計「砂暦(すなごよみ)」は、思わずカメラに収めたくなるほどフォトジェニック。
「仁摩サンドミュージアム」の詳細はこちら≫
・道の駅「ごいせ仁摩」から車で約10分
コバルトブルーの海に映える白い砂浜。この砂浜は、歩くとキュッキュッと琴のような音が鳴る「鳴砂」の浜です。この浜を訪れたら、ぜひ歩きながら耳をすませてみましょう。波の音とともに、かわいらしい砂の音が聞こえてくるはず。
「琴ヶ浜」の詳細はこちら≫
・道の駅「ごいせ仁摩」から車で約10分
鉱山とともに発展した陣屋町の大森地区、間歩(まぶ)と呼ばれる坑道跡が点在する銀山地区。銀の歴史と、人々の暮らしに思いを馳せながら散策する人気のエリアです。どこか懐かしい風情の大森地区では、人気のカフェやパン屋さんなどもあり、町並みとともにまち歩きも楽しめます。銀山地区では、当時の採掘の様子がわかる間歩をぜひ訪れてみましょう。レンタサイクルや、地元ガイドの方に解説をお願いするのもおすすめです。
「石見銀山」の詳細はこちら≫
・道の駅「ごいせ仁摩」から車で約20分
かつて、世界遺産「石見銀山」で採掘された銀の積み出し港として栄えた温泉津(ゆのつ)は、まるでタイムスリップしたかのようなレトロな温泉街があり、気軽に日帰り温泉を楽しめます。効能豊かな湯で、体も心もリフレッシュ。風情も温泉も満喫できる、贅沢なスポットです。
「温泉津温泉」の詳細はこちら≫
〒699-2303 大田市仁摩町大国42番地1
TEL:0854-88-9001
【営業時間】
物販・カフェコーナー/9:00~18:00
レストラン/11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
RVパーク(要予約)/チェックイン15:00、チェックアウト10:00
観光案内所/9:00~17:00
【定休日】
火曜日(祝日の場合は営業)、1月1日
※現在、レストランを除いて火曜日も臨時営業中です
※トイレ、休憩・情報コーナーは年中無休24時間開館