2024年08月20日 公開
青い空に映えるノスタルジックな町並み、今も残る神秘的な遺構など多彩な見どころのある世界遺産「石見銀山」。実は出雲大社から車でわずか1時間の距離にあり、参拝後の旅プランに盛り込むのにピッタリの場所です。
海岸線に沿って進む道中も、石見銀山に着いてからも、思わずカメラに収めたくなるフォトジェニックなスポットがいっぱい。ここでしか見られない素敵な風景に会いに出かけませんか。
出雲大社から大田市までは車で約1時間。出雲大社から山陰道「出雲多伎」インターチェンジまでは、コバルトブルーの海が広がる海岸線に沿った道を走ります。道中には、立ち止まって撮影をしたくなるポイントがあちらこちらに。ロケーション抜群の景色を眺めつつ、快適なドライブ旅が楽しめます。
※大田中央・三瓶ICと仁摩・石見銀山IC間は令和6年3月に開通しました。
※出雲IC~出雲多伎ICは令和6年度開通予定
出雲大社を出発して5分。神話の舞台・稲佐の浜が目の前に広がります。砂浜にある赤茶色の小さな島「弁天島」と、青い海、白い砂浜のコントラストは、まさに絵になる風景。ここから約20分、波の音を聞きながら海岸線に沿って進みます。
青い空に映える北欧風のレンガ造りの建物「道の駅 キララ多伎」。コバルトブルーの海とのコントラストが美しい真っ白なモニュメントが設置されていて、人気の撮影スポットとなっています。「KIRARA」の文字と海をバックに撮ったり、丸いベンチで妖精のトントゥと一緒に撮影したり、とっておきの1枚に挑戦してみましょう。リニューアルしたトイレはとてもきれいで使いやすく、休憩にもピッタリのスポットです。「日本の夕陽百選」に選ばれた夕陽もおすすめ。
国土交通省が認定する「写真を撮るパーキング」で全国人気ランキング第1位になったカフェ&お土産店。カフェの店内やデッキテラスからは日本海の大パノラマが楽しめます。名物の「ふぐカレー」やスイーツが味わえるカフェ、ふぐやのどぐろの加工品など豊富なお土産が揃うショップにぜひ立ち寄りましょう。
ガラスのピラミッドが一際目立つ「仁摩サンドミュージアム」が見えてきたら、石見銀山まであと少し!中には、一年で砂が落ちきる一年計砂時計「砂暦」があり、その大きさと美しさは一見の価値ありです。別館ふれあい交流館ではガラス工芸体験(有料)ができます。
石見銀山を訪れる前に立ち寄りたいマストスポット。ここには銀山発見当時から現在に至るまでの歴史を展示。見学してから訪れれば、石見銀山をより楽しめること間違いなし! 30kgの銀塊を持ち上げる体験もできます。こちらの駐車場に車をとめて、石見銀山へは路線バスで向かいましょう。
ノスタルジックな雰囲気で溢れる町並みや、当時の採掘の様子を知ることができる間歩(まぶ)、また、人気のパン屋さんやカフェなど石見銀山にはみどころがたくさん!
ここでは、あまり時間がない!はじめてでどこへ行ったらいいかわからない!という方におすすめの町並み散策コースを、撮影スポットも交えてご紹介します。
大森代官所跡バス停から徒歩3分のところにある城上神社。拝殿の鏡天井にある「鳴き龍」は、鮮やかな色で龍が描かれており圧巻の見ごたえです。絵の真下に座って手をたたくと、リンリンとまるで龍が鳴いているような音が鳴り響きます。御祭神は、出雲大社と同じ大国主命(大物主命)が祀られています。
大森銀山地区最大の商家建築。江戸~明治の姿を残す空間に当時の家財道具などが展示されています。立派な梁や地下蔵、格調高い奥の間など広々とした屋敷の中は見どころがいっぱい。ふすまや障子、床の間の軸など季節ごとにしつらいが変わり、和風住宅の美しさを体感できます。復元された台所では、かまどや水瓶、調理道具など当時の生活の息吹が感じられ、まるでタイムスリップをしたかのような気分が味わえます。
昭和初期の面影を残す理容室。現在は営業されていませんが、休憩室として自由に入ることができます。アールヌーボー調の椅子や当時実際に使われていた理容道具が展示されていて、写真撮影もOK。レトロかわいい記念の一枚をパチリ。
岩盤の上に建立されたお寺。石段を上ると、大森の町全体を見渡すことができます。赤い石州瓦の家並みと町をぐるりと囲む緑の自然との鮮やかなコントラストの美しさは必見。大森地区随一のビューポイントです。石段の下のかわいいお地蔵様にもご挨拶を。
古民家を活用した人気のカフェ&ショップ&ギャラリー。中庭に面した明るいカフェでは、季節限定のパフェやスイーツ、地元の恵みをふんだんに使ったランチが楽しめます。オーガニックな衣類やオリジナル商品、地元や日本全国から厳選した雑貨なども販売。心もお腹も満たされるスポットです。
散策をしていると、町のあちらこちらについ立ち寄りたくなるスポットが。写真を撮ったり、買い物したり、気になるものを見つけたら寄り道してみましょう。
銀によって栄えた時代の面影を残すノスタルジックな町並みは、どこを切り取っても絵になります。自由気ままに歩くネコに出会うこともあるかも。
アパレル・雑貨を中心に全国的に展開する「群言堂」ブランドの本社。茅葺き屋根や田んぼに立つモニュメントが、まるで物語に出てくる景色のようにフォトジェニック。
築100年の古民家を改装したカフェ。どこか懐かしくレトロな雰囲気の中、人気の「牛すじトロトロハヤシ」をはじめ料理やドリンクなどが楽しめます。
ドイツ製パンマイスターの店主が焼く本格的なドイツパンがずらり!看板商品のブレッツェルや地元素材を使ったパン、焼き菓子がおすすめです。
今回紹介した散策コース(大森エリア)は、広い石見銀山の中のほんの一部。当時の面影を残す坑道、龍源寺間歩がある銀山エリアも必見です!
レンタサイクル や 地元ガイド の解説付きで、よりディープに石見銀山を楽しみましょう。
もっとディープに石見銀山を楽しみたい人はぜひこの地で宿泊を。石見銀山エリアには「暮らす宿・他郷阿部家」、「石見銀山の真ん中に佇む宿 ゆずりは」といった宿泊施設があります。地元の人の温かさに触れられる2つの宿で、心がリラックスする穏やかなひとときを過ごしてみてはいかがですか。
石見銀山のほど近くには効能豊かな3つの温泉地があります。日々の疲れが癒やされリフレッシュできそう。
電車の車窓からの風景をのんびり楽しみながら石見銀山を訪れることもできます。
【ルート】
一畑電鉄「出雲大社前駅」~約20分~ → 一畑電鉄「出雲市駅」→ JR「出雲市駅」~約50分~ → JR「大田市駅」~路線バス約50分~ → 石見銀山世界遺産センター
一般社団法人 大田市観光協会
〒699-2303 島根県大田市仁摩町大国42-1
TEL:0854-88-9950