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ハシビロコウに会いに行こう!花と鳥の楽園「松江フォーゲルパーク」の見どころ

松江市ののどかな丘陵地・宍道湖北岸沿いに、32ヘクタールもの広大な敷地を構える「松江フォーゲルパーク」。フォーゲル(Vogel)とは、ドイツ語で「鳥」を意味します。その名の通り、園内には約90種類の多種多様な鳥たちと、約1,500品種の世界中の花々が訪れる人々を迎えてくれます。
なかでも、日本では全国で12羽しかいない、動かない鳥として知られる「ハシビロコウ」のフドウ君に会える場所としても親しまれています。

松江フォーゲルパークの大きな特徴が、天候に左右されることなく遊べる屋内型テーマパークであること。一年を通して赤やオレンジの色鮮やかな花が咲き、大人も子どもも夢中になれるバードショーなど、どの世代の方でも楽しめるスポットです。出雲市や松江市街からもアクセスしやすい距離にあるので、日帰り観光にもおすすめです。

今回はそんな花と鳥の楽園「松江フォーゲルパーク」の見どころをたっぷりとお届けします!

 

国内最大級の屋内ガーデンと、珍しい鳥に出会える全天候型の施設

松江フォーゲルパーク 全景

雨でも安心!快適に過ごせる屋内型テーマパーク

広大な園内は屋根付きの歩廊でそれぞれのエリアが連結され、「全天候型」の施設となっています。雨の日でも、天候を気にせずパーク内を散策でき、快適な空間のなか花と鳥とのふれあいが楽しめます。
また、バリアフリー設備が完備されているのでベビーカーや車椅子の方でも安全に巡ることができます。


全長140mの動く歩道は、まるでアトラクションのよう

敷地内は、大きく分けて4つのエリアと展望台で構成され、そのうち3つが鳥の温室となっています。それぞれエリアごとに魅力や雰囲気が異なり、見どころもたくさん。さっと巡るだけなら1時間ほどですが、ショーや動物とのふれあいも楽しむなら3~4時間程度を目安にするといいでしょう。
では、公式ルートに沿って、事前にチェックしてみましょう。

 

くにびき展望台

くにびき展望台 くにびき展望台

360度見渡せる大パノラマ!宍道湖を一望

動く歩道で登った先には、標高53mの園内最登頂地にある展望台。新緑シーズンは空と湖面の青、木々の緑がとても美しく、冬はもくもくとした雲の隙間から日が差し込む様子(天使のはしご)は、出雲地方らしく神秘的な光景です。遠くからゆっくりと走ってくるローカル列車「一畑電車」の様子や、空気が澄んでいるときは遠くに鳥取県の大山が見えることも。

 

ウォーターフォールエイビアリー(水鳥温室)

自由気ままに過ごす美しい羽色の水鳥たち

トキやハクチョウ、ペリカンなど水辺が好きな水鳥が集まっているエリア。ケージの中には入っていないため、温室内を歩き回ったり、頭上を飛んでいたり、自由に過ごす姿を見ることができます。トキにはエサをあげることもでき、タイミングが合えば、フラミンゴが向かい合って「ハートの形」になっていることもあるので要チェック!

 

トロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)&芝生広場

ペンギン

熱帯ジャングルのような温室を探検!

青々とした植物が茂り、まるでジャングルのような雰囲気のこのエリアでは、熱帯地域に生息している鳥たちに出会えます。話題のハシビロコウや、凛々しい姿のタカやワシなどすみずみまでゆっくり観賞すればまるで探検しているような気分に。ヨチヨチ歩きがキュートなペンギンたちや、屋外にある「芝生広場」ではダイナミックなバードショーが楽しめます。

【ここにも注目】中国地方でハシビロコウに会えるのはここだけ!

ハシビロコウ ハシビロコウ

パークのアイドル・ハシビロコウの「フドウ」君。フドウ君は、くちばしを打ち鳴らして「ダダダダダ」と激しい音を出したり、豪快に飲んだ水を、盛大にこぼしたりとその可愛らしさからSNSでたびたび注目を集めています。“動かない鳥” として有名ですが、エサとなるドジョウ(安来産)を食べる時は素早く確保!何時間も観察してしまうほどハマる人もいるそうです。

 

パラダイスホール(ふれあい温室)

パラダイスホール パラダイスホール

カラフルな鳥たちとのふれあいが楽しい

南国ムードのなか、鳥とのふれあいがじっくり楽しめるエリア。オレンジや黄色の大きなくちばしが特徴的なオニオオハシや、エボシドリはとても人懐っこく、エサを手に持っていると腕や肩に飛んできます。貴重な体験記念に、鳥たちと一緒に写真撮影もおすすめです。

 

センターハウス&フクロウ展示室

センターハウス

世界の花と緑が一年を通じて楽しめる花の楽園

入口から受付を抜けた先にあるのが「センターハウス」。施設内で育てたベゴニアやフクシア、ペラルゴニウムなど約1万株の花が咲く、国内最大級の屋内ガーデンエリアです。最適な温度のなか、季節・天候に関係なく一年中いつでも満開で癒しの空間が保たれています。オリジナルグッズを販売する売店、満開の花の下で休憩できるレストラン「フローラ」、園内で育てた花が買える「花売店」と見どころが盛りだくさん。

【ここにも注目】あの映画に登場するフクロウも!フクロウ展示室・ふくろうハウス

メンフクロウ フクロウ展示室

知識と繁栄の象徴として知られるフクロウ。センターハウスにあるフクロウ展示室や「ふくろうハウス」では、のっぺりした顔が特徴のメンフクロウや映画「ハリー・ポッター」にも出てくるシロフクロウ、耳のような飾り羽が特徴的なベンガルワシミミズクなどが訪れる人を迎えてくれます。

 

 

松江フォーゲルパークで楽しみたい3つのこと

 

【その1】チャンスは1日5回!迫力満点の鳥たちのショーを観よう

バードショー

フクロウやタカが羽を広げてさっそうと羽ばたく姿や、ヨチヨチ歩きが愛らしいペンギンのお散歩風景など、園内の各所で毎日合計5回ほどのショーが開催されています。

● ペンギンのお散歩

小柄で愛くるしいケープペンギンたちが温室内を並んで歩く姿に、誰もが笑顔になるペンギンのお散歩。季節によってはアロハシャツやサンタクロースの衣装で登場するところにも注目!

[開催時間]10:30~/14:00~
[場所]トロピカルエイビアリー

● フクロウショー

フクロウが大きな翼を広げ、観客の頭上スレスレを飛び交ったり、輪の中央をくぐったりと、迫力満点の飛行ショーが楽しめます。飼育スタッフによる、フクロウの生態や特徴について解説もあり。

[開催時間]11:00~/15:00~
[場所]フクロウショー会場(センターハウス)

● バードショー

バードショー

「ハリスホーク」や「ワシノスリ」などのタカやワシが登場。大空をのびのびと飛び回る、ダイナミックなパフォーマンスに観客からも拍手がおこります。スタッフさんの軽快なトークのおかげで会場の雰囲気も和やか。

[開催時間]13:30~[場所]芝生広場
(※天候により、トロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)で開催される場合あり)

こうしたショーのほか、「エッグハント」(卵探しのゲーム)や「宝探し」、「盆夜祭」といった期間限定のイベントが開催されています。普段と違ったパークの楽しみ方ができるので、ぜひ参加してみましょう。
イベントについては、公式サイトの「お知らせ」で告知されます。

 

【その2】直接ふれあえる「手乗せ」「エサやり」体験

パークにいる約90種もの鳥たちの中には、ショーや展示室で観察するだけでなく、直接ふれあえる鳥もいます。ショーとエサやりをダブルで体験すると、鳥の魅力をより身近に感じることができます。

● フクロウの手乗せ体験

ショー会場またはふくろうハウスで、フクロウの手乗せ体験ができる時間もあります。ふわふわの毛と愛らしい仕草に魅了されてしまう人も多いそう。指先でそっと撫でてみましょう。

[場所]フクロウショー会場・ふくろうハウス
(センターハウス)

● トキのエサやり

トキにエサをあげることができます。お腹をすかせたトキたちがいっせいに集まってくるので、食べている様子を至近距離で観察してみてください。

[場所]ウォーターフォールエイビアリー

● カラフルな鳥たちとふれあい体験

オニオオハシやエボシドリなど全6種類、美しい毛並みと色合いをした珍しい鳥にエサやりができます。数量限定ですが、「フルーツましましカップ」や「かぶりつきバナナ(※平日限定)」などエサにも工夫が!

[場所]パラダイスホール

エサやり:1回100~500円/手乗せ体験:1回300~500円
*お得なふれあいセット券は6枚セットで500円


その他にも、土日に楽しめる「ペンギンのひざ乗せ」やエミューのエサやりなど子どもでも安心して楽しめるふれあいがいっぱい。詳しくは公式サイトをチェックして余すことなく楽しみましょう。

 

【その3】写真映え間違いなし!カラフルな花や緑に彩られた楽園

ベゴニアやフクシア、ペラルゴニウムなど、美しくも珍しい植物がたくさん展示されている大温室「センターハウス」は一年中満開。天井からつり下げられていたり、きれいに陳列されていたり、一面を埋めつくすその景色には圧巻です。見るだけではなく、思わず写真におさめたくなるフォトスポット。

いつ来ても見ごたえがありますが、スタッフさんおすすめの時期は3月~5月ごろ。花色がより鮮やかになるそうです。

 

パークを満喫!おすすめの巡り方(所要時間)

パークをぐるりと一周すると1時間ほどですが、楽しみ方はいろいろ。効率よく周りつつ、ショーを制覇したい場合、来園は13:00頃がよいのだとか。そこで「しまね観光ナビ」ではおすすめプランを考えてみました。
今回ご紹介できなかったスポットもまだまだあるので、ゆっくり散策してあなただけのお気に入りの場所や動物を見つけてみましょう。

 

縁結びスポット「幸せの椅子」

アイビーゼラニウムの花言葉は”真実の愛”。大切な人と幸せの椅子に座れば、もっと深くご縁を繋いでくれるかも!?
園内各所にフォトスポットが用意されているので、旅の記念に家族、恋人、大事な人と思い出の1枚をぜひ残してください。

島根のおすすめ縁結び・パワースポット
 

お土産店やレストランなどショップも充実

お腹がすいた時や歩き疲れた時は、園内にある飲食店でひと休み。フドウ君をモチーフにしたオリジナルグッズを販売する売店も必見です!

グルメ

レストラン「フローラ」

センターハウスにあるレストラン。おすすめはパークを代表する花から生まれた「ベゴニアソフトクリーム」。ベゴニアの色と香りをイメージしたここだけの限定スイーツです。ちょっとした休憩にもぴったり。簡単な軽食メニューもあり。

そば亭「不昧庵」(ふまいあん)

松江藩7代目藩主、松平治郷(不昧公)が召し上がったとされるそばを味わえるそば処。不昧公が奥出雲を訪れた際に振舞われたそば膳を再現した「復調不昧そば」や、「釜揚げそば」などのメニューが楽しめます。店内も広くゆっくり過ごせます。


くにびき展望台1階、芝生広場、トロピカルエイビアリー(ショー時間前後・開催時間外)の3ケ所では、テーブルや椅子が用意されています。家族で来園する人などは、お弁当を持参するのも良いでしょう。


お土産

センターハウスには、パーク内の鳥をモチーフにしたグッズや山陰を代表する銘菓、園内で栽培した花などを販売するコーナーがあります。なかでも、ハシビロコウの「フドウ」君をモチーフにしたオリジナルグッズや、園内にいる鳥の羽根を加工して作った唯一無二のグッズは人気のアイテムです。

 

バリアフリー対応!車椅子やベビーカーは無料で貸出し可能

広大な敷地にある松江フォーゲルパークは、子供からお年寄りまで幅広く楽しんでもらえるように、ベビーカーや車椅子、バリアフリー対応などが充実しています。正面入り口(エントランス内)には車椅子やベビーカーが複数台設置されており、予約不要で借りることができます。またパーク内には車椅子専用の個室トイレが6カ所設置されており、安心して移動できるのも嬉しいところです。

※階段で移動するところはスタッフに声をかければ、エリア間を車で無料送迎してくれるので、気軽に声をかけてみましょう。
 

アクセス方法とお得なチケット情報

松江市~出雲市の中間地点に位置する松江フォーゲルパークは、そのアクセスの良さも魅力。ローカル列車・一畑電車を利用すれば「松江フォーゲルパーク駅」から、園内まで直結。

車移動の場合、松江城からは約20分、JR松江駅から約25分と、松江市街からもアクセスしやすくなっています。出雲大社からも車で約40分程度なので、出雲~松江エリアを中心に観光する場合は、各スポットへスムーズに巡ることができます。

駐車場は、普通車250台も駐車可能です。(※2時間まで駐車料金無料(以降1時間毎に普通車/200円)

お得なチケットを活用しよう!

①フォーゲル&フリーチケット(一畑電車)

松江フォーゲルパークの入園券と一畑電車全区間が1日乗り降り自由のフリー乗車券がセットになったチケット。
大人2,200円、中学生1,700円、小人1,100円
≫詳細はこちら

②コンビニで前売り券を買う

JTBが提携しているコンビニの端末にて、事前に入場券を購入すると割引されます。[商品番号]0262290
大人1,490円(通常1,650円)、小・中学生750円(通常830円)、幼児無料
[販売期間]発売中 ~2025年3月31日まで
≫詳細はこちら

しまねっこのお家

島根県観光キャラクター「しまねっこ」の魅力が詰まった「しまねっこのお家」。留守がちなしまねっこの代わりに分身がお留守番中!しまねっこのお友達の情報が紹介されていたりするなど、しまねっこについてより深く知ることができます。

公式サイト「しまねっこの部屋」では、スケジュールも分かるので要チェック!!

松江フォーゲルパーク
〒690-0263 島根県松江市大垣町52 [MAP]
[TEL]0852-88-9800 [定休日]年中無休
[営業時間]4〜9月 9:00~17:30/10~3月 9:00~17:00(最終入園は閉園の45分前まで)
[入園料]大人(高校生以上)1,650円、小・中学生830円、幼児無料

※その他にも、松江市民や外国人など、種別により入園料が変わりますので公式サイトをご確認ください。

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