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シェアしたくなる宍道湖の夕日とアート旅。陸から船から魅力を満喫しよう!

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2022年10月12日 公開

“見る”以外の楽しみも多彩!宍道湖で朝から日没までアートな空間

国宝「松江城」を中心に、城下町の文化と街並みが残る松江市。別名・水の都とも言われ、ご城下のお堀や大橋川、そして宍道湖と、水辺の豊かなロケーションが広がります。

なかでも宍道湖は水の都を象徴する場所。湖で獲れる水産物だけでなく、水面穏やかな湖の風景は、眺めているだけでも心落ち着く松江が誇る絶景。松江の周辺観光と合わせて訪れておきたいエリアです。

今回は宍道湖の自然美だけでなく、有名建築家により設計された美術館、サンセットクルージング、夕刻にだけオープンするカフェなど、水辺×アートをテーマにおすすめをピックアップ。
見て、体感して、感動を共有したくなる。そんな宍道湖周辺の魅力あふれるスポットをご案内します!

リニューアル!水辺のアート空間・島根県立美術館へ

見どころもアップデート。水と調和する建築美にも注目を

宍道湖の畔に立つ「島根県立美術館」は、水の都・松江を象徴するスポットのひとつ。展示された作品だけでなく、“水と調和する美術館”として、随所に光る計算された建築技法、建築美も見どころ。建物まるごとアート空間なので、より気軽に芸術の世界を楽しめます。

美術館を設計したのは、専門誌で「今世紀を創った世界建築家100人」にも選ばれた菊竹清訓(きくたけきよのり)氏。日本を代表する名建築家であり、島根県内には菊竹氏による作品が多く点在しています。

入り口をくぐれば目の前には宍道湖。建物は湖岸に沿うようにゆるやかなカーブを描き、館内のいたるところで宍道湖の雄大さにふれられるのも魅力です。

「島根県立美術館」の建築テーマは「なぎさ」。宍道湖を眺めながら展示室へ自然と誘導するメインロビー、湖のさざ波のような天井など、大地と水面をつなぐ「なぎさ」を連想させる仕掛けがいっぱい。

特に中2階、アートライブラリーは必見。1階から中2階、2階展示室へと向かう際、湖の方に目をやると、階段を上がっていくごとに対岸の建物が見切れていき、最後には水面だけが見えるように。この見え方の変化は、宍道湖の景観から展示室・アート作品へ視線を誘導し、心穏やかに作品と向き合えるよう何度も計算されたものなのだそう。

アートライブラリーにあるソファに腰を下ろすと、宍道湖の向こうに「松江城」を見渡せます。立ったり、座ったりすると、菊竹氏の意図することがうかがい知れると思いますよ。

美術館を対岸から見ると、2階建てながら高さが低く抑えられていることが分かります。これは背後の山並みをさえぎらないよう設計されたもの。また、屋根材には塩害に強いチタンを採用。日光をやわらかく反射する材質も活かし、汽水湖である宍道湖とその周辺景観に馴染むよう計算されています。

ちなみに、大屋根にぽっかりと空いた穴は展望テラスで、遠くから見ると絵を描く際に使うパレットに見えると密かに話題とか。

2021年から1年にわたって安全で快適にアートが楽しめるように改修工事を実施し、2022年6月に再オープン。国内有数の所蔵数を誇る葛飾北斎作品の専門展示室「北斎展示室」、水にちなんだ絵画が並ぶ「水辺の展示室」をはじめ、見どころもパワーアップしました。

いつ訪れても作品、建築美ともに楽しめますが、おすすめは夕刻。「日本の夕陽百選」にも選ばれている夕日スポットであり、日没30分後に閉館する(冬季を除く)という全国的にも珍しい夕日推しの美術館なのです。せっかくなら日没時間もチェックしつつ、夕日にアート作品に、時間の経過とともに変化する水辺時間を過ごしてみて。

アートで遊ぼう!楽しい新コンテンツ

リニューアルと合わせて新たに加わった “遊ぶ” 要素。ARフォト「北斎ガチャ」は、館内2ヶ所に設置されたQRコードをスマホ・タブレットで読み込むと、葛飾北斎作品のARフォトフレームが出現。通常・レア・スーパーレアの3タイプあるので、何が出るかはお楽しみに。

1階キッズライブラリーではオリジナルアニメーション「見つける 旅の絵本 安野光雅」も登場。木製モチーフを手に取ると、その図柄と連動したアニメーションが投影されます。アニメーションの題材は津和野町出身の画家・安野光雅氏の代表作「旅の絵本」シリーズ。思わずあれこれ手に取りたくなり、童心に帰ってしまいそうです。

かぞくの時間

毎日午前中は「かぞくの時間」。子どもが大きな声を出しても大丈夫など、来館者の協力の元、小さな子ども連れでも来館しやすいよう配慮。
設備・機能だけでなく、美術館全体が子どもから大人まで、芸術の喜びを分かち合えるようリニューアルされています。
詳細はこちら≫

ミュージアムショップで個性派お土産探し

1階にミュージアムショップも併設。同館の代名詞である葛飾北斎をモチーフにしたマスキングテープやクラフトアイテムのほか、手に取りたくなるアートグッズが並びます。手土産にもぴったりの北斎の図柄がかわいいひと口羊羹など、おすすめはやはり北斎グッズ。個性派お土産を探しているならぜひチェックしてみて。

レイクビューのレストランで島根フレンチ&カフェタイム

再開館に合わせてフレンチレストラン『湖畔のレストラン ラシヌ』がオープン。宍道湖や日本海の幸、地元産野菜などを用いた料理をランチやディナー(予約制)で提供しています。店内は白を基調としたシックな雰囲気。湖畔の景観を臨みながらいただくランチ、沈みゆく夕日を眺めながらのディナーは格別です。

そのほか、和菓子トッピングのソフトクリームなどのテイクアウトメニューもあり。店外へ持ち出して、美術館正面の芝生広場でひと息つくのもおすすめ。


湖畔のレストラン ラシヌ

[TEL]0852-25-6562
[営業時間・定休日]島根県立美術館に準ずる
ランチ:11:00~15:00、ディナー:17:00~ ※ディナーは前日までの予約制

公式サイト


宍道湖と一緒に楽しむ屋外アート。夕日もロマンチック


宍道湖うさぎ(作:籔内佐斗司)

宍道湖畔に広がる芝生広場にも、複数のアート作品が展示されています。躍動感ある「宍道湖うさぎ」は、先頭から2番目のうさぎに優しく触れると、幸せが訪れるとウワサで、とりわけ人気が高い作品。そのほかの作品を含め、すべてさわってもOKなので、なでてみたり、写真を撮ったりと自分なりの楽しみ方を探してみて。

夕日スポットとしても有名な場所だけに、夕刻は多くの人が集まってきます。宍道湖に浮かぶ小島・嫁ヶ島、そして夕日と、美しい景観を写真におさめるなら夕刻が狙い目!

さらに、「島根県立美術館」すぐ隣の岸公園内には、夕日がキレイな時だけオープンする珍しいカフェも。夕日をテーマにしたメニューもあるので、夕日鑑賞と合わせて楽しみましょう。カフェの詳細はこちら≫

島根県立美術館
〒690-0049 松江市袖師町1-5 [MAP]
[TEL]0852-55-4700 [営業時間]10:00~18:30(展示室の最終入場 18:00)
※3月~9月は10:00~日没後30分(展示室の最終入場は日没時刻)
[定休日]火曜、12/28~1/1
[料金]【コレクション展】大人300円、大学生200円、高校生以下無料
※企画展は内容により異なる

公式サイトはこちら
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湖上で夕日観賞。ドラマチックな船旅へ

時間とともに表情を変える宍道湖で爽快クルージング

ひと味違った夕日観賞を楽しむなら遊覧船「はくちょう」がイチオシ。大橋川沿いに設けられた乗船場から出航し、宍道湖の東をUターンする遊覧船で、日没に合わせてサンセットクルーズを運航しています。約1時間の船旅では、湖に浮かぶ嫁ヶ島に接近したり、橋の下すれすれを通過したり。沈みゆく夕日とともに、陸地からは見られない水の都の魅力を間近に体感できます。

夕日が沈んだ後は、水面に揺れる街の灯り、松江城のライトアップなど、松江観光の締めくくりにふさわしい城下町の夜景がお待ちかね。なお、サンセットクルージングの下船時は足元が見えづらくなっているので用心を。

クルーズ船は「はくちょうⅢ」と「はくちょう2号」の2隻。「はくちょうⅢ」は屋根の上にデッキテラスが整備されています。2隻とも船の後部はオープンエア仕様で、湖面をそよぐ風を受けながらのんびり。船内には銅たくをモチーフにした「縁結びの鐘」もあり、鐘を鳴らすと良縁が訪れるとか。船内に流れる神話ガイドに耳を傾けつつ、鳴らしてみて。

宍道湖クルーズ乗船ポイント

■ 乗船は事前予約がベター

乗船の定員は80~100名程度。平常時は余裕があるものの、GWや神在月期間(10~11月)といったハイシーズンに利用する際は、電話またはHP予約フォームからの事前予約が確実。予約時は利用人数・時間に加えて、どこから乗船するのかを伝えておきましょう。
また、サンセットクルーズは季節により出航時間が変動するため、あらかじめHPで運航スケジュールを要確認。

■ 乗船場は2ヶ所あり

宍道湖を遊覧するクルージング船ですが、乗り場は少し離れた場所に2ヶ所あります。利用する交通機関などに応じて選びましょう。

第1乗船場 [map]

利用無料の駐車場を完備。遊覧船事務所が隣接し、乗船料の支払いや予約などの対応が可能。事務所内にトイレあり。

第2乗船場 [map]

JR松江駅から徒歩5分程度の場所に位置。駐車場はないものの、松江市内を走る観光バス「レイクライン」バス停もあり、公共交通機関主体でプランニングするならこちらへ。近くに公衆トイレあり。

1日6~7便が運航!夕日だけでなく朝クルーズも

季節によって変動するものの1日6~7便が運航。代名詞のサンセットクルーズのほか、朝方9時30分からは「爽朝クルージング」も運航しています。毎週月・火・木・金曜であれば、間近にしじみ漁をする漁師さんたちの様子を見られますよ。

船内へは飲食物の持ち込みはOK。テイクアウトした松江グルメを味わいながらのクルージングもいいですね。
また、松江市の老舗が腕を振るう特製弁当付きのプラン(※乗船希望日の前日17時までの事前予約が必須)や、周辺宿泊施設の宿泊プランがセットになったタイプもあります。

宍道湖観光遊覧船 はくちょう
【第1乗船場】松江市東朝日町150-7 [MAP]
【第2乗船場】松江市伊勢宮町 [MAP]
[TEL]0852-24-3218
[営業時間]9:30~17:00の90分ごとに運航(17:00出発の便は、4/1~9/4のみ)
※サンセットクルーズは1日1便運航、詳細はHPを要確認。
※12/1~2/28は土日祝のみ運航
[定休日]荒天時
[料金]大人1500円、小学生750円

公式サイトはこちら
観光スポット情報はこちら

 

夕日がキレイな時だけオープンする黄昏カフェ

宍道湖SUNSET PARK&Cafe

「島根県立美術館」すぐ隣の岸公園内にあるテイクアウト専門カフェ。松江観光協会HP内で公開されている夕日指数をもとに、夕日がキレイな日の夕刻から日没までオープンします。珍しい営業形態、ステンドグラス風の店舗、そして宍道湖の夕日の美しさも相まって、SNSを中心に話題になっています。夕日に見立てたソーダ、コーヒーなどを味わいつつ、あたりが朱色に染まる壮麗な黄昏時を楽しんで。


〒690-0049 松江市袖師町4-1 [MAP]
[営業時間]17:00~日没(夏季)、16:00~日没(冬季)
※土日祝は通年で15:00~日没
※夕日指数による(平日は夕日指数50以上、土日祝は夕日指数30以上で営業)
[定休日]不定休

公式サイト
夕日指数(松江観光協会)


宍道湖沿いにはまだまだ夕日スポットがいっぱい!

「日本の夕陽百選」にも選ばれている宍道湖。今回紹介したスポット以外にも、まだまだたくさんの夕日スポットが点在しています。専用の展望スポット、公園、橋、サービスエリアなど、いろいろなところから楽しめるので、旅の計画に合わせて選んでみてください。
通年で楽しめる宍道湖の夕景ですが、嫁ヶ島(写真左上の中央に浮かぶ島)の後ろに夕日が沈む、秋ごろがベストシーズンとされています。

【関連記事】
定番から穴場まで!宍道湖の夕日鑑賞スポットガイド

合わせて行きたい!宍道湖周辺のおすすめ松江観光スポット

国宝・松江城

城下町・松江を代表する観光地にしてシンボル。全国に現存する12天守の中のひとつで、国宝に指定されています。威風堂々たる天守の内外に、見どころが点在していて、あれこれ見て回るだけで、松江の文化と歴史にふれられます。
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出雲そば

出雲そば

島根でご当地グルメを食べるなら、やはり「出雲そば」は外せません。そばの実を殻ごと挽くため、豊かな香りを存分に味わえるのが特徴。日本三大そばのひとつに挙げられ、市内にはたくさんの出雲そば店があります。
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ぐるっと松江堀川めぐり

ご城下に網目のように張り巡らされたお堀を巡る遊覧船。船頭さんの出雲弁ガイドを聞きながら、歴史的な街並みを船上から見物できます。11~4月には船にこたつが設置されるなど、季節ごとのイベント船も要チェック。
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松江フォーゲルパーク

湖の北岸にある花と鳥のテーマパーク。2ヶ所の鳥温室、花の展示温室などが屋根付き回廊でつながっており、年中快適に過ごせる全天候型施設です。ペンギンのお散歩、フクロウの飛行ショーといった定期イベントも人気。
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塩分を含む汽水湖のため、古くから良質の魚介類が獲れる食の中心でもあった宍道湖。その周辺には、唯一無二のロケーションを活かした施設や店舗も多く、宍道湖を中心に旅の計画を立てるのもおすすめです。
夕日狙いなら日中は松江城周辺、夕方は宍道湖周辺といったように、時間帯でエリアを分けて巡るのもいいですね。

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