2024年03月28日 公開
中国山地の麓に位置し、広島県境とも近い雲南市吉田町にある「フォレストアドベンチャー・たたらの里」は、森を活用したアクティビティが楽しめるレジャー施設。子どもから大人まで、飛んで・登って・渡って、全身を思い切り使って、島根の豊かな自然を体感しながら、爽快なアクティビティを満喫しよう!
雲南市吉田町は、「たたら製鉄」や林業といった、自然との共生で繁栄してきたエリア。往時の栄華を物語る美観地区・吉田町の町並み、産業遺構、そして豊かな大自然が今なお残ります。そういった歴史・文化があるエリア内に、自然との共生の新たな形として、アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・たたらの里」が誕生しました。
「フォレストアドベンチャー」は欧州発祥の自然共生型アウトドアパークで、全国各地に40ヶ所以上が点在。森への負荷を最小限に抑えたパーク設計により、自然の魅力をダイレクトに体験できるようになっています。「たたらの里」も木々の間にアクティビティを約80ヶ所設置。森を滑空するスリリングな体験だけでなく、子どもも安全に楽しめるアクティビティが設置されています。
「フォレストアドベンチャー・たたらの里」のプランは全部で3つ。その中から、今回は「アドベンチャーコース スタンダードプラン」を実際に体験しました。当日の流れや服装、注意点、おさえておきたいポイントなどをご紹介。日常にはないワクワクドキドキ体験、きちんとルールを守って遊びましょう。
その他のコース内容については、こちら≫
受付を済ませて、注意事項の説明を受けたのち、誓約書に必要事項を記入します(子ども連れの場合は保護者が記入)。施設内に更衣室はないため、着替えてから受付をしましょう。
ハーネスを装着し、インストラクターと一緒にセーフティーブリーフィング(安全講習)を受講。アクティビティに設置されているワイヤー・安全装置の使い方、ジップライン滑走時の注意点などのレクチャーを受けます。その後、練習コースへ移動して実際に体験しながら感覚をつかんでいきます。
木々の間に張り巡らされたアクティビティは、地面から数mの位置にあり、バランスを取らないと進めない足場が設置されていたり、腕の力も使って細い道を渡ったり。慣れないうちは足がすくむかもしれませんが、慣れないからこそ、ドキドキのスリルがヤミツキに。
【HIGH TIBETAN BRIDGE(ハイチベタンブリッジ)】自身の背丈を越えるネットに挟まれながら進もう!
【NET CANYON(ネットキャニオン)】高さ約10mに設置されたネットの足場を踏み外さないように進もう!
【ZIP SLIDE(ジップスライド)】空中滑走しながら一気に地上へ降下する人気のアクティビティ!
【PIRATE CROSSING(パイレーツクロッシング)】吊り下げられたネットを引き寄せたり、踏ん張ったりして抜け出そう!
アドベンチャーコースの目玉である川越えジップライン。川の上空を滑空する超ロングなジップラインであり、その長さは170m、最大高さも20m。滑走時はまるで空を散歩しているような爽快感が味わえます。そのほか、ジップスライド中の動画編集サービス(有料)も。記念に残しておきたい方は事前に問い合わせておきましょう。
基本コースは「アドベンチャーコース」と「キャノピーコース」の2種。そのうち、アドベンチャーコースには「スタンダードプラン」と、手に汗握るようなアクティビティが楽しめる「エキサイトプラン」があるので、プランは全部で3つ。プランによって、利用可能な年齢・身長などが異なります。
レベルに合わせて、家族で挑戦することもできます。子どもは体験を通して大きな成長へ、大人は子どものように本気で遊べるアクティビティが充実しています。
【対象】
身長140cm以上または小学4年生以上、体重110kg以下
※中学生以下は18歳以上の保護者要同伴
今回ご紹介した基本的なコース。全4コース37アクティビティを1周できるプラン。
【対象】
長140cm以上または小学4年生以上、体重110kg以下
※中学生以下は18歳以上の保護者要同伴
<注目のアクティビティ>
TARZAN SWING(ターザンスイング)
高さ約9mからほぼ垂直に落下してネットへダイブ。思わず絶叫してしまうスリルが楽しめる。
APPLE PICKER’S LADDER(アップルピッカーズラダー)
地上から高さ約9mの足場まで垂直に設置されたハシゴを登っていく。
【対象】
身長110cm以上、体重110kg以下
※小学3年生未満の場合、18歳以上の保護者要同伴(保護者1名につき4名まで同伴可)
<注目のアクティビティ>
TANK TRAP(タンクトラップ)
縦向きで吊り下げられた丸太棒のわずかな足場を渡る。
NET TUNNEL(ネットトンネル)
高さ約8mに設けられたネットのトンネルをくぐる冒険家気分を楽しめる。
コース内はウッドチップが敷かれ、足元はフカフカ。アクティビティの体験後はそり立つ木々の間から注ぐ陽光、グリーンシャワーを浴びながら施設内の森を歩くことができます。コース内へのカメラ・スマホの持ち込みはOKですが、アクティビティ体験中は落とさないように注意してください。
小雨決行ですが、荒天時・積雪時は中止の場合があります。
ハーネスを着用するため動きやすい服装と靴で体験。軍手も必須ですが、受付所で販売しています。平地に比べて気温が低い場所のため、春・秋は薄手のジャンパーなどを持参しておくと安心です。
予約方法は、WEBでは24時間申込可能で、営業時間内であれば電話での予約も可能(空きがあれば当日受付も可能)。通年で週末を中心に利用が集中し、特にGW、お盆期間、9・10月は混雑します。