2023年12月22日 公開
出雲大社から車で約1時間、世界遺産・石見銀山のある大森エリアから車で約20分の場所にある温泉町「温泉津(ゆのつ)」。江戸・明治・大正・昭和それぞれの時代の建物が立ち並ぶノスタルジックな町並み、泉質の良さから根強いファンが多い温泉、さらに美肌につながる「日本酒」「大田の大あなご」などのグルメ…、1泊では足りないくらい、温泉津には魅力あふれるコンテンツがいっぱいあります。
温泉を心ゆくまで楽しみたい人はもちろん、日常から離れて癒やされたい、リセットしたい人にピッタリの地「温泉津」。滞在しながら温泉津を満喫できる、2023年にオープン&リニューアルしたお宿をご紹介します。
【1】kazeto(かぜと)本館 ~海と旅する宿~
キーワード:ゲストハウス・全室から海が見える・地元の人と交流
【2】kazeto(かぜと)ハナレ ~風と暮らす宿~
キーワード:古民家リノベーション・海が近い・ワーケーション
【3】HÏSOM 湯里(ひそむ ゆさと)
キーワード:キーワード:一棟貸し・古民家・なにもない場所
【4】料理宿 旅館ますや
キーワード:温泉津ならではの料理・明治43年創業・源泉かけ流しの内湯
【5】旅館のがわや
キーワード:大正浪漫・新鮮な地魚料理・自慢の天然温泉
温泉津では、レトロな温泉町にある古民家などをリノベーションした宿泊施設が2023年に続々とオープン。ゆったりと海や温泉を楽しんだり、町の飲食店にご飯を食べに出かけたり…まるで暮らすように、思い思いの過ごし方で温泉津を満喫できます。中・長期の滞在も可能なので、観光はもちろん、ワーケーションにもおすすめです。
温泉津温泉街から徒歩7分、温泉津港のすぐ近くにあるゲストハウス。すべての客室から海を望むことができ、波の音や潮風を感じながら滞在できます。3階建ての建物の2階と3階がゲストハウスで、1階には海の幸を堪能できる食堂「港の食堂KAN」と、自社農園の新鮮な野菜などを販売する物販スペースがあります。
2階にはゲストハウスが5部屋。3階には、キッチン、トイレ、お風呂付きの部屋が2部屋と3階専用のラウンジスペースがあり、長期の滞在にもおすすめ。温泉街までは徒歩7分なので、温泉津温泉の湯も楽しめます。
1階の食堂で地元の人との交流を楽しんだり、海をのんびり眺めて過ごしたり、ふらりと温泉津温泉の湯を満喫しに出かけたり。ゆるやかな時間を過ごしつつ、日常から離れた環境で心も体もリフレッシュ。
ゲストハウス「kazeto 本館」の隣にある、小さな古民家をリノベーションした宿。海のすぐそばにあり、部屋の窓からは海や穏やかな入り江を眺められます。ゆっくりと滞在ができるように、デスクや共用のキッチンなど暮らしに必要なものが揃っており、ワーケーションにもピッタリです。
古民家をリノベーションしているので、快適でありながら、家のようにくつろいで過ごせる雰囲気も魅力。ここを拠点に、温泉津温泉街に散策に出かけてみたり、ちょっと足を伸ばして石見銀山を訪れてみたりと旅を満喫できます。
食事は温泉街の飲食店や、隣のkazeto本館1階にある「港の食堂KAN」で。温泉津は、町全体が隣り合う人とも自然にコミュニケーションが取れるような温かい雰囲気に満ちています。人や温泉、食事が心をほっと癒やしてくれるでしょう。
古民家をリノベーションした一棟貸しの宿。温泉津温泉街から少し離れた、海辺の静かな集落にある蔵付きのお屋敷を一軒まるまる貸し切り、暮らすように過ごすことができます。
路地を抜けると目の前に広がるのは、雄大な自然と、どっしりと立つお屋敷。その光景は、まるで異世界に迷い込んだような世界観を思わせます。お屋敷の目の前には海が広がり、サーフィンやサップを楽しむことも。都会の暮らしから離れて、なにもない場所で、なにも持たずに過ごす日常の美しさを体感できます。
室内は、田舎のおばあちゃんの家を訪れたような懐かしい雰囲気はそのままにリノベーション。こだわりのデザインと家具で、 “昔ながらの日本の住居” をより素敵に、より使いやすくよみがえらせています。宿にはシャワーはありますが、温泉津温泉街までは車で10分程度なので、ぜひ外湯めぐりをお楽しみください。
宿の定員は12人。自然の中で大人数のリトリートや企業研修にも利用できます。キッチンで一緒に料理をしたり、薪ストーブを備えた会食スペースで食事を囲んだり、大人数で共に過ごす楽しさを満喫できます。
世界遺産エリアにあり、「温泉町」として全国で唯一『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されている温泉津温泉街。その中にある2つの老舗旅館が2023年にリニューアル。より「温泉町に滞在する魅力」を満喫できるようになりました。港町・温泉津ならではの新鮮な魚、豊かな自然の恵みである上質な食材を堪能できる旅館ならではの料理にも注目です。
明治43年創業、温泉津温泉街で最も歴史のある旅館。今では珍しい木造3階建ての建物は、改装、修繕を繰り返して明治から令和へと100年以上大切に守られてきました。「料理宿」として歩んできた歴史があり、唯一無二の料理が味わえるお宿として評判です。
旅館の名物である「料理」は、近海で獲れる魚や旬の地産食材を使い、料理人が一つ一つ手作り。献立は、「もっそう」「へか焼き」といった石見(いわみ…島根県西部)の郷土料理をはじめ、「大田の大あなご」など地元の名物を使ったメニュー、石見の文化である「石見神楽」「ラトウ(灯り)※」をイメージした独創的なものまで多彩。温泉津ならではの “食” を堪能できます。宿泊のお部屋でいただくため、周りを気にせずゆっくりと食事を楽しめます。
※ラトウ…石見銀山の間歩(坑道)で使われていた、サザエの殻を使用したカンテラ
温泉津温泉の湯を旅館内で源泉かけ流しで堪能できるのも魅力の一つ。手掘りのノミ跡や、自然の岩盤をくり抜いた「鼻ぐり岩」といった温泉津の歴史を感じられるお風呂など、旅館と同じく風情がある浴室も見どころ。モダンな家族湯もあり、ファミリーでの入浴も安心です。
日本旅館の伝統と現代的な快適さが融合した8つの客室。細部にまでこだわった空間で、まるで芸術作品の中に入り込んだような非日常の宿泊体験ができます。
歴史を感じるロビーから客室に入ると、目の前に広がるのは、まるで別世界のような空間。小上がりの寝室やダイニングテーブルなどが印象的な和モダンの部屋でくつろぎの時間が過ごせます。
三間続きの贅沢な客室。明治時代から続く旅館の伝統や日本家屋の魅力を随所に感じられます。書院造の座敷や欄間、襖絵など、部屋の中には見どころがいっぱい。
大正時代には長屋だった面影をそのまま残した部屋。あえて昔の屋根をむき出しにした“ぐにゃり”とした梁は、もはや芸術作品。ここでしか味わえない宿泊体験ができる部屋です。
大正時代創業の旅館。創業から大切に守られてきた建物が残り、随所に大正浪漫の薫りを感じられる風情あるお宿です。6畳一間の部屋から、二間20畳と広大な部屋まで、客室の広さはさまざま。季節の料理や源泉かけ流しの湯を堪能しつつ、心地よい時間が過ごせます。
地元漁師が獲った近海の海の幸や新鮮な地魚をふんだんに使った料理は「のがわや」に宿泊する楽しみの一つ。その季節にしか味わえない、旬の旨みを堪能できます。板長が丹精込めて作り上げる料理は、一口一口じっくり堪能したくなる味わい。思わず歓声をあげてしまうような見た目の鮮やかさに食欲がそそられます。
内湯は、野趣あふれる雰囲気で、岩の感触を全身で感じ取れる「岩風呂」と、地元の山で採掘される「福光石」を使用した「石風呂」の2種類。貸切風呂「たぬきの湯」も含めて、すべて100%天然温泉、かけ流しの湯を満喫できます。
日本文学に出てくるような和の空間に現代のエッセンスを加えた10の客室。どこか懐かしく、それでいて快適なくつろぎの時間を過ごせます。
日本庭園に面した二間続きの広々とした和室。縁側にゆったりと腰かけて、日本庭園を眺めながらくつろぎのひとときを。リニューアルした洗面・トイレが設置してあり、快適に過ごせます。
大正時代の面影を残す8畳の和室。踏込や広縁があり、部屋は広々。広縁からは緑豊かな裏庭を望むことができます。窓を開けて、さわやかな風や自然の香りを感じる贅沢な時間を過ごすのもおすすめ。
一人旅や二人旅に最適な純和風の客室。広縁から日本庭園を眺められます。床の間の障子や木の窓枠など、古き良き装飾が作り出す落ち着いた雰囲気に癒やされます。
温泉津温泉街に2023年に誕生した、個性豊かな飲食店にも注目!まち歩きの際には、ぜひ立ち寄ってみましょう。
ゲストハウス「kazeto 本館 ~海と旅する宿~」1階にある食堂・居酒屋。目の前に温泉津港が広がるロケーションで、海を間近に感じながら、新鮮な魚介を使った料理を味わえます。中でも、旬の刺身を堪能できる名物の「漁師めし定食」と温泉津の地酒「開春」は絶品!魚介たっぷりの港らしい料理を味わいたいときにはぜひ訪れたいお店です。
夜22時まで営業している喫茶店。看板メニューのスパイスカレーのほか、地域の里山の資源を使った野草茶、薬膳・ハーブに絡めたハイボールやリキュール、スパイス料理に合わせたワインやコーヒーなど多彩なメニューが楽しめます。ヴィーガンにも対応。温泉津の夜をもっと楽しみたい人は、まち歩きがてら訪れてみては。
温泉津温泉街にある古民家レストラン&カフェバー。季節の食材や地元産素材を中心に使用した、“赤ちゃんから大人まで安心して食べられる”本格的な創作料理の数々を味わえます。自家製バスク風チーズケーキは、テイクアウト(1時間以内)や発送にも対応。とろとろの食感にリピーターも多数の人気メニューです。
ムーディーな雰囲気が素敵なハンバーガー&クラフトビールのお店。食べ応え抜群のハンバーガーは、石見ポーク100%のパテとこだわり自家製ソースがからまりジューシーな味わい。奥に併設するクラフトビール工場「月灯リ下ノブリュワリー」は2024年醸造開始で、それまでは全国各地の地ビールが味わえます。テイクアウトも可能。
出雲大社から大田市までは車で約1時間。出雲大社から「出雲多伎」インターチェンジまでは、コバルトブルーの海が広がる海岸線に沿った道を走り、山陰道へ。島根の豊かな自然も満喫できる、快適なドライブコースです。
※大田中央・三瓶山IC~仁摩・石見銀山ICは令和5年度末に開通予定
※出雲IC~出雲多伎ICは令和6年度開通予定
[車]約70分
[公共交通機関]JR出雲市駅 → JR温泉津駅 約1時間25分+徒歩15分
[車]約30分
[公共交通機関]JR大田市駅 → JR温泉津駅 約25分+徒歩15分
[車]約20分
[乗り合いタクシー]銀山公園(16:30発) ⇒ 各旅館
大森観光案内所で当日のみ受付(16:00まで)
※1日1便のみ
温泉津観光案内所(ゆう・ゆう館)7台
※その他、各施設の駐車場をご利用ください。
一般社団法人 大田市観光協会
〒699-2303 大田市仁摩町大国42-1(道の駅ごいせ仁摩内)
TEL:0854-88-9950/FAX:0854-88-9960