2024年03月07日 公開
中国地方を縦断するように走るローカル線「JR木次線」。
松江市にある宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅を結ぶJR木次線は、ローカル線ならではのゆったりとした時間を過ごすことができます。都会の喧騒を忘れてのんびりとした非日常を味わいたい方にはぴったり。
今回は、そんな木次線沿線エリアのおすすめスポットを1泊2日のモデルコースでご紹介。ゆるっと、ローカル線での島根旅をお楽しみください。
JR宍道駅は、松江市宍道町にある駅です。山陰本線と木次線の2路線が乗り入れており、木次線の起点になります。木次線は、各駅停車のため目的地に着くまで時間はかかりますが、おしゃべりしながらゆっくり過ごす時間も旅の良い思い出になりますね。
まずはランチを食べに、「Bistrot aube」へ向かいます。「Bistrot aube」は、JR加茂中駅近くにあるレストラン。オーブランチはメインを肉料理と魚料理から選ぶことができます。オーブランチに付いてくるパンは、オーナーの手作り。もっちり&ふわふわとしたパンはあっという間に食べきってしまいます。オムライスランチは雲南市の卵と地元・木次乳業の牛乳を使っています。食後には、こだわりのハーブティーも!香りを嗅いでお好みのハーブティーを選ぶことができます。プチデザートとあわせてぜひご賞味あれ!
美味しいランチの後はちょっと散策。カーシェアリングの車を木次駅に返却したあとは、周辺を散歩するのもおすすめです。JR木次駅周辺には、気になるスポットがたくさん。春は「日本さくら名所100選」にも選ばれている斐伊川堤防桜並木へ。約2kmに渡る桜のトンネルが圧巻です。木次駅に隣接する観光案内所では、木次線のグッズや雲南市非公式キャラクター「雲子ちゃん」のグッズも購入できます。その他、雲南市が舞台となった映画にも出てくる「願い橋」や雲南市産にこだわる酒蔵の木次酒造があります。
■ 斐伊川堤防桜並木(雲南市)
雲南市木次町木次(JR木次駅からすぐ)
■ 願い橋(雲南市)
雲南市木次町木次
■ 木次酒造(雲南市)
〒699-1332 雲南市木次町木次477-1
■ 雲南市観光案内所(雲南市)
〒699-1311 雲南市木次町里方26-1
TEL:0854-42-9770
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2024年3月1日にリニューアルオープンした玉峰山荘は、日帰り入浴も楽しめる温泉宿泊施設です。大浴場は、ジェット風呂や水風呂、サウナなどがあり、大きな窓からは奥出雲の自然を眺められます。天降石セラミックを使った山陰唯一のサンドバスでのデトックスもおすすめ!しまね和牛や仁多米など、地元食材を使ったお食事も堪能できます。
『奥出雲酒造』の酒蔵に併設された道の駅。館内では、地元のものを中心にお土産が取り揃えられており、この酒蔵で醸造された日本酒や焼酎なども販売しています。道の駅でお土産を買ったら、亀嵩駅までタクシーで向かいます。
(ここでもタクシーは予約しておくと安心です。)
出雲横田駅から徒歩10分のところにあるバーガーハウスピコピコ。地元の方からも愛されるお店では、地元食材を使ったこだわりのハンバーガーが食べられます。おすすめは、しまね和牛100%のパティと奥出雲産トマトで作った自家製ソースを使った「しまね和牛バーガー」。ボリューム満点で大満足の一品です。他にも、手作り生地と奥出雲産トマトを使ったオリジナルピザソースで作られたピザも美味しい!
出雲横田駅は、昭和9年の開業以来変わらない社殿づくりの駅舎。奥出雲町の重要文化財にも指定されており、JR西日本職員の方による手作りの大きなしめ縄がポイント。
そんな出雲横田駅周辺には、徒歩で巡れるスポットがあります。奥出雲とうふ・いしだでは、豆乳を使ったスムージーやジェラートを食べられる他、湯葉すくい体験もできます。また、奥出雲町はそろばん発祥地と言われています。そんな雲州そろばんの歴史などを知れる「雲州そろばん伝統産業館」もおすすめです。
■奥出雲とうふ・いしだ(奥出雲町)
〒699-1821 仁多郡奥出雲町稲原32-6
TEL:0854-52-0174
■ 雲州そろばん伝統産業会館(奥出雲町)
〒699-1832 仁多郡奥出雲町横田992-2
TEL:0854-52-0369
帰路ももちろん木次線に乗りましょう!沿線の風景を眺めながら、旅の思い出を振り返る。木次線に乗れば旅の終わりものんびりと過ごせます。列車の心地よい揺れで眠たくなってしまうかも…。
木次線沿線には、まだまだ魅力的なスポットがたくさん!
JR西日本の観光列車「あめつち」も木次線を運行するので、ぜひ木次線の列車に乗って、沿線エリアを巡ってみてください。
※JRの時刻は2024年3月16日ダイヤ改正後の時刻です。