阿遅須枳高日子命が沐浴をして健康を取り戻したといわれる清水が湧き出る泉には、二つの説があります。一つは、三津田の「三津池」説【奥出雲町三沢(原田)】、もう一つが、三沢城の「三沢池」説【奥出雲町河内】です。
要害山にある三沢城の「三沢池」には、次のとおりのいわれがあります。
三沢氏の居城であった三沢城の中腹にある湧水池も比定地とされ、「三沢池」とよばれています。この泉は、どんな日照りが続こうとも枯れることなく滾々と清水が湧き出ることで知られています。
戦国時代には「刀研ぎ池」と俗に呼び、城内の者は戦に備えて槍や刀を研いで武運長久を祈っていたそうです。
明治初め頃、この湧水が諸病に効きめがあるということが評判となり、一時毎日数百人の人々がおしかけ、柵を巡らし幟をたてるほどの賑わいだったそうです。三沢氏はこの泉の力にあやかろうと思い、この山に城を築いたとも考えられます。
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交通アクセス | JR出雲三成駅より要害山駐車場へ車で約15分、下車後徒歩10分 |