嘉元3年(1305)、三沢為仲(木曽義仲の孫)によって鴨倉(かもくら)山(別名要害山)に築かれ、鴨倉(かもくら)城、亀嶽城ともよばれた。守りが堅く、西、南側には阿井川が流れて天然の要害をなし、419mという低い山にもかかわらず奥出雲を一望することができる。山頂の南寄りに本丸、北側に8段、南側に2段の郭を設け、東側の尾根筋に大小14段以上の郭をもつ多郭式の山城であった。
永正6年(1509)、三沢氏の嫡流為忠は本拠を藤ケ瀬城(横田町)へ移し、三沢城は弟が城主として残った。藤ケ瀬城が尼子氏に奪われると、亀嵩城を築いて移ったが、天正17年(1589)十四代為虎が毛利氏に服して安芸へ下り、これらは廃城となった。
現在、三沢城跡には石垣や空堀の跡などが残っており、県の史跡に指定されている。
<国・県指定別>県
<指定年月日>昭和39年5月26日
<備考>三沢氏居城
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