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日刀保たたら

日本刀の制作には、すぐれた玉鋼(たまはがね)が材料として欠かすことが出来ません。この玉鋼を作るには、これまた、日本の伝統的技術のたたら吹きによらなければなりません。しかし、大正14年(1925)にたたらの火はすべて消え、その後、昭和8年(1933)から20年(1945)まで、仁多郡横田町大呂(おおろ)の安来製鉄鳥上工場内に、玉鋼製造のため、「靖国鑢(やすくにたたら)」が付設され、操業されていましたが、これも戦後に操業停止されました。重要美術品、文化財としての日本刀の材料玉鋼の在庫品不足から、日本美術刀剣保存協会(略称、日刀保)が、旧靖国鑢の施設を復元して昭和52年(1977)11月に操業を開始したのが日刀保たたらです。

たたらの築造とその操業方法に精通した村下(むらげ)と呼ばれる総監督や、そのほか吹子大工、鋼造(かねつくり)工などの技術者が生存しており、靖国鑢操業時のままの玉鋼を生産しています。村下の木原 明は国の選定保存技術、玉鋼製造技術保持者です。

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