2024年07月25日 公開
暑さで疲れた心身がいやされ、なごむことのできる島根の「天然涼み旅」スポットをご紹介します。
「八雲風穴」は、入ったとたん思わず「涼し~い!」と声が出るほどで、長くいると寒いくらい。毎年涼を求めてたくさんの観光客が訪れます。
風穴の年間平均気温は10度前後で、気温の変動が少なく一定のため、昔から天然冷蔵庫として農林産物の保管に役立ててきました。真夏でも風穴の施設内部は10度以下の冷たい風が吹き出しています。
太古この周辺がまだ海だった時代に、火山の爆発で海中に噴出した溶岩が急速に冷やされ、隙間ができた岩となりました。それが堆積して現在の地形ができあがり、この山塊を流れる地下水が、それらの岩と岩の隙間の空気を冷やし地表に流れ出すと考えられています。
※写真は2018年取材当時のもので、現状と異なる場合もございます。
島根県内にはたくさんの名瀑があります。
龍頭が滝は雄滝と雌滝の二つからなり、中国地方随一とも言われる滝です。雄滝の裏に洞窟があり、滝の裏から眺めることができます(裏見の滝)。
八重滝は、樹木の繁茂する山峡の清流を、約1.5㎞にわたって変化に富む八つの滝が続きます。避暑・紅葉狩り・自然観察の好適地です。
落石の危険性があるため、一部の遊歩道は通行止めとなります。
滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝はご覧いただくことが可能です。
≫詳細はこちら(うんなん旅ネット)
岩瀧寺の滝は、波積ダムの最奥部(都治川(本郷川)の上流)にあり、延長121m、幅およそ18mの4段に連なる雄大な滝です。滝の周りでは、緑に囲まれ自然の清涼感をたっぷりと感じられます。江津市指定文化財にも指定されています。
壇鏡の滝は隠岐の島町にあり、「日本の滝百選」と「名水百選」に選ばれています。那久川の上流、屏風を連ねたような岸壁に壇鏡神社があり、その左右に高さ40mの雄滝と雌滝が流れ落ちています。
鬼の舌震は大馬木川の急流による浸食でできた渓谷で、断崖や巨岩怪石が見事です。
匹見峡は、西中国山地の最高峰恐羅漢山を源流とし、深い溪谷が織りなす自然美は県下最大級です。
清流日本一に選定された高津川は、一級河川としては日本で唯一、支流を含めダムが一切ないという大変貴重な川です。また、この日本有数の清流で獲れる「鮎」は人気が高く、益田市周辺の名産品になっています。
断魚渓は、江の川の支流、濁川が於保知盆地を貫いて、岩盤をうがって形成された延長約3.6kmの溪谷です。溪谷の上端と下端の比高はおよそ 120mで、大きな滝は見られませんが、峡底一面に大岩盤が露出して千畳敷を形成し、その中には幅およそ1~2mの自然の水路が形成されています。その川が流れて神楽淵に落ちるところに有名な断魚の淵があります。
※現在、断魚渓遊歩道を通行止めにしています。復旧までの間「仮設道」をご利用ください。≫詳細はこちら