2026年06月01日 公開
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暑い夏こそ、島根の自然が生み出す“天然の涼”を探しに出かけませんか。
世界遺産の坑道や風穴のひんやりした冷気、木漏れ日と涼風に包まれる森、水しぶきが降り注ぐ名瀑、清流が流れる秘境渓谷など、真夏でも涼しい避暑スポットが島根には数多くあります。
さらに、人肌ほどの「ぬる湯温泉」の秘湯も合わせて、島根でしか出会えない多彩な涼み方をご紹介します。


「八雲風穴」は、入ったとたん思わず「涼し~い!」と声が出るほどで、長くいると寒いくらい。毎年涼を求めてたくさんの観光客が訪れます。
風穴の年間平均気温は10度前後で、気温の変動が少なく一定のため、昔から天然冷蔵庫として農林産物の保管に役立ててきました。真夏でも風穴の施設内部は10度以下の冷たい風が吹き出しています。

太古この周辺がまだ海だった時代に、火山の爆発で海中に噴出した溶岩が急速に冷やされ、隙間ができた岩となりました。それが堆積して現在の地形ができあがり、この山塊を流れる地下水が、それらの岩と岩の隙間の空気を冷やし地表に流れ出すと考えられています。
※写真は2018年取材当時のもので、現状と異なる場合もございます。


「間歩(まぶ)」とは銀を採掘した坑道のこと。石見銀山遺跡で唯一、常時公開されている全長約600mの坑道です。坑内は真夏でもひんやりとした空気に包まれており、心地よい涼しさを感じながら観光を楽しめます。内部は、江戸時代にノミを使って手作業で掘り進められた壁の跡や、排水のために垂直方向へ約100m掘られた竪坑などが残されています。当時の採掘技術や石見銀山の歴史を、涼しい環境の中で間近に体感しながら歩くことができます。


石見銀山にある坑道の中で最大級の規模を誇る「大久保間歩」は、毎年3月から11月の期間限定で「一般公開限定ツアー(要予約)」が開催され、ガイドが同行する場合のみ見学できる場所です。年間を通じて坑内は10℃前後に保たれており、長袖・長ズボン、長靴、ヘルメットを着用して入坑します。約2時間の行程の中で、江戸時代の手掘り跡と明治時代の機械による拡幅跡の違いを見比べられるほか、高さ約20mの巨大な採掘空間を間近で観察できます。


山陰で初めて「森林セラピーⓇ基地」に認定された飯南町。舞台となる「飯南町ふるさとの森」は県民の森を中心としたエリアで、真夏でも爽やかな風が吹き抜ける避暑地です。木々の音や鳥の声を聞きながら散策できるほか、森林セラピーガイドや森林セラピストと巡る、心身の健康増進を目指すプログラムも用意されています。日常の喧騒から離れ、緑に包まれた涼しい環境そのものを味わいながら、心も身体もリフレッシュできるスポットです。

隠岐・島後の最高峰、大満寺山の深い森に立つ樹齢約800年の巨木。根回りは約16m、幹は地上約3mのところで15本に分かれています。地上約10m付近から垂れ下がるのは、乳房のような20数個の乳根。長いものは約2.6mにも達し、独特の姿を見せます。さらに周囲では、岩の隙間から地中の冷気が吹き出し、夏でもひんやり。雨上がりに霧が立ち込めることもあり、深い緑と巨木がつくる神秘的な景観も大きな見どころです。

龍頭が滝は雄滝と雌滝の二つからなり、中国地方随一とも言われる滝です。雄滝の裏に洞窟があり、滝の裏から眺めることができます(裏見の滝)。

八重滝は、樹木の繁茂する山峡の清流を、約1.5㎞にわたって変化に富む八つの滝が続きます。避暑・紅葉狩り・自然観察の好適地です。

岩瀧寺の滝は、波積ダムの最奥部(都治川(本郷川)の上流)にあり、延長121m、幅およそ18mの4段に連なる雄大な滝です。滝の周りでは、緑に囲まれ自然の清涼感をたっぷりと感じられます。江津市指定文化財にも指定されています。

壇鏡の滝は隠岐の島町にあり、「日本の滝百選」と「名水百選」に選ばれています。那久川の上流、屏風を連ねたような岸壁に壇鏡神社があり、その左右に高さ40mの雄滝と雌滝が流れ落ちています。

鬼の舌震は大馬木川の急流による浸食でできた渓谷で、断崖や巨岩怪石が見事です。

匹見峡は、西中国山地の最高峰恐羅漢山を源流とし、深い溪谷が織りなす自然美は県下最大級です。

清流日本一に選定された高津川は、一級河川としては日本で唯一、支流を含めダムが一切ないという大変貴重な川です。また、この日本有数の清流で獲れる「鮎」は人気が高く、益田市周辺の名産品になっています。

断魚渓は、江の川の支流、濁川が於保知盆地を貫いて、岩盤をうがって形成された延長約3.6kmの溪谷です。溪谷の上端と下端の比高はおよそ 120mで、大きな滝は見られませんが、峡底一面に大岩盤が露出して千畳敷を形成し、その中には幅およそ1~2mの自然の水路が形成されています。その川が流れて神楽淵に落ちるところに有名な断魚の淵があります。
※現在、断魚渓遊歩道を通行止めにしています。復旧までの間「仮設道」をご利用ください。≫詳細はこちら