現役百年を迎える鉄道橋
JR山陰本線最長の鉄橋である郷川橋梁は、大正9年に完成し、江の川に現存する橋梁として、最も古い橋梁です。建設当時は、第一次世界大戦の最中で、資材の高騰、輸送用貨車や船舶が不足する状況下での施工でした。橋脚が、レンガ、石積みからコンクリート製へと移り変わっていく時代で、水上施工という条件も加わり、多くの人手が掛かったほか、洪水被害により、完成間近に2基の橋脚を作り直すなど、難工事でありました。
アメリカから輸入された鋼材が使用され、リベットで接合されていますが、長く潮風にさらされ、修繕された箇所は、ボルトに取り替えられています。維持補修を重ねながら、約100年たった今もなお現役で活躍しています。
住所 | 江津市江津町~渡津町 |
---|---|
お問合せ先 | 西日本旅客鉄道株式会社浜田鉄道部 TEL:0855-22-0388 |