山や渓流のある島根県西部石西地区では、様々なアウトドアスポットで楽しむ事ができます。大自然につつまれてキレイな空気を吸ってリフレッシュ! そんなスポットを巡りました。(2021年4月取材)
島根県立万葉公園│車で乗り入れできるキャンプ場
広々としたサイト
便利な設備が充実!
流しや竈が完備
電源も!とっても便利
備え付けのテーブルも
広くてきれいなシャワー室(有料)
何と洗濯機も完備
常設テントサイト
便利がつまった理想のキャンプ場
偶然キャンピングカーが停泊
空気の澄んだ午前中、飛鳥時代の歌人、柿本人麿にゆかりの深い益田市の広大な都市公園にやってきました。まずはキャンプ場を覗いてみることに!
市街地に近い山の上にある万葉公園はキャンプ場が整備されており、計14のサイトがあります。車で乗り入れ楽々、広いシャワールームや洗濯機などもあり、女性も安心して楽しめそう。設備施設はバリアフリー完備で、綺麗で安全にキャンプが行えます。近くにはスーパーやホームセンターなどがあり、必要なものは近場で揃えることもできます。
昼間は公園内で遊んだり、ウォーキングやジョギングなど運動もできます。また、近くには蟠竜湖があり、鯉のエサやりやボートに乗って自然を満喫することができます。気軽にアウトドアを楽しむのにとってもよい場所です。
島根県立万葉公園│遊具で遊び尽くす
自然を駆け回る子ども達
子ども達の声が響く
森の中の遊び場
子どもの運動不足も解消
青空の下気持ちよさそう
様々な遊具がある
向かいに見える太陽の広場
寛ぎの場としても最適
高台で街が一望
茶屋のあるやすらぎの家
『子どもの広場』は、木々に囲まれたスペースに沢山の遊具があり、子ども達が大はしゃぎ。シニア世代の方もベンチに座って寛ぐ姿があったり、街を眺める親子がいたり、自由に色々と楽しんで安らぐことのできる場所です。
その他、散歩コースもあり、万葉集に因んだ様々なアクティビティを楽しむことができます。高津柿本神社から万葉公園管理センターまでの道なりには、益田市にゆかりのある柿本人麿などの歌碑や歌板が200以上の箇所に設置。様々な目的で楽しむことのできる総合公園です。
島根県立万葉公園
古代ロマンを伝える県立公園で四季を楽しむ
Column
神秘の木
ある大木をふと見上げると、石見神楽の『般若(鬼)』の様なコブが!? 樹齢200年のスダジイという木に現れたこの般若は、公園の厄除けとして祀られています。ぜひ公園内を探してみてください。
匹見峡│表匹見峡で透き通った水に癒やされる
美しい渓谷が目の前に広がる
河原に降りることができる
澄んだ水が美しい
大きな岩が独特の景観をつくる
川の底が透き通る
水の流れる音が心地よい
藤の花も彩りを与える
若葉が眩しい雄大な山の木々
沿道からの景色も美しい
手つかずの自然が沿道に広がる
匹見川の上流、県道波佐匹見線に沿い約4kmにわたって広がる渓谷は、前・表・裏・奥の4つの渓谷からなる「匹見峡」です。匹見峡トンネル手前の「表匹見峡」の案内に沿って車で走ること約5分。流れが穏やかな川遊びスポットを見つけました。川の水は冷たく、キラキラとしたエメラルドグリーン色が反射し、清流と奇岩が織りなす渓谷の美しさを見ることができます。マイナスイオン溢れる緑の中を流れる匹見峡は絶景の連続です。暑くなるアウトドアシーズンには子どもも大人も嬉しい遊び場になりそうです。
森の洋食屋さん ねむの木
元校舎を利用したノスタルジックなレストラン
Column
本格キャンプなら "裏匹見峡" で!
裏匹見峡の川沿いにある『匹見峡レストパーク』は、手つかずの大自然の中でゆったりと時間を過ごすことのできる、初心者から上級者まで様々な目的でのキャンプに向いています。中国山地を背景とした山林と、川のせせらぎを聞きながら、静かに大自然の中に身を置くことができます。本格派はソロキャンプやサウナキャンプなども行っています!
匹見のワンダースポット│巨大迷路
緑に囲まれた圧巻の巨大迷路
君は4つのチェックポイントを制覇できるか!?
ほのぼのとお散歩のように
迷宮で思いっきり迷おう
立体交差が難易度を上げる!
向こうに見える建物は!?
建物斜め??
無事ゴールにたどり着いたら
日陰でゆっくり水分補給
売店には匹見の木の器や、夏にはアイスクリームも
匹見の "遊び場" 「巨大迷路」は、一世を風靡したランズボローメイズと、錯覚に陥る摩訶不思議な空間「ミステリーハウス」、そしてユーモアたっぷりのおばちゃんが融合したアミューズメント施設です。
巨大迷路は "MAZE" のスタンプを集めながらゴールを目指し、クエストをクリアしていく達成感が楽しい体験ゲームです。広大で長い歩道橋の巨大迷路は一筋縄では攻略できず、時間を忘れて遊ぶことができます。受付横の売店には木製パズルや、手作り雑貨など。その他、飲み物も販売してあり休憩スペースとしても利用できます。屋外での活動になるので、水分補給はこまめに行いましょう。
ランボローメイズ匹見
ランズボローメイズ 匹見
国内初進出!ニュージーランドの巨大迷路
Column
どうなってるのこれ??? ミステリーハウス
メイズに隣接しているミステリーハウスは、斜面に建っているこじんまりしたお家です。しかし、入った瞬間さっきまでの平衡感覚が疑われるほどの不思議な空間です。頭では分かっているのに脳が惑わされる不思議体験は思わず笑ってしまうほどの衝撃です。ボールや水・階段を使った錯覚体験やミラーハウスなどもあり、これは一度体験してみる価値がありますよ。
日原天文台│枕瀬山の山頂の世界
夕日の美しい時間に到着
日原天文台 格好いい!
山頂からの夕日
天文資料館、隣には星と森の科学館も
資料館内部
奥には書籍などがあり、ゆっくり読書ができる
売店には宇宙食も!?
向かいにはペンション北斗星
外には天体望遠鏡
さあ、日も暮れていよいよ!
昭和61年にオープンした津和野町枕瀬山の山頂に位置する「日原天文台」は、全国初の公開型天文台として建てられました。巨大望遠鏡 "すばる" と同じ形式の口径75cmの反射式望遠鏡を設備しており、空気の綺麗な日原では星の輝きが観察しやすく、日本で星を見るならベストスポットといえる施設です。
隣接している「星と森の科学館」には、地球や惑星について学べるほか、石見地方に残る星座の話や公害問題について学習することができます。その他にも、重力を目で見ることのできる実験具や惑星ごとの体重変化を体験できるなど、遊びながら学べる体感型学習施設です。
この日は偶然にも外に大きい天体望遠鏡が2基出されており、スタッフの方が言うには「望遠鏡は定期的に覗かないとダメになってしまうから」とのこと。望遠鏡への愛情と、キラキラした目で星を語るスタッフの皆さんはみんなロマンチストで星が大好きなんだなと実感!
さあ、日が暮れてきました。いよいよ。
Column
人気のパン・洋菓子店 "CHIRUCHIRU MICHIRU" のインスタ映え!マリトッツォ
今話題の、見た目が丸っこくて可愛い『マリトッツォ』を頂きました。パン生地から溢れんばかりのたっぷりホイップは甘さ控えめで、生地の美味しさが際立ちます。天文台と並んでハイチーズ! その他のパンやお菓子も、季節に合わせたさくらや、津和野で有名なまめ茶などを使用したものがあり種類豊富でした。他にも、生地がぎっしり・もっちり!存在感のあるフレンチトーストを完食。ごちそうさまでした。
日原天文台│ワクワクの天体観測
巨大な望遠鏡
十里先も千里先も見えてしまいそう
ワクワク!覗いてみました
見たい星に合わせ、天窓と望遠鏡が回転
横からも見ることができます!
いつの間にか多くの人々
なんとスマホで月の写真が撮れます!
沢山星を満喫し天文台を後に
日原の町も輝いていました
☆願い星宅配ポスト☆
いよいよ天体観測。巨大ロボットのようにそびえ立つ天文台の中へワクワクする気持ちを押さえながら足を踏み入れました。巨大な望遠鏡はなんと島根一の大きさ! 学芸員椋木さんの丁寧でほのぼのした説明を聞きながら“月”や“シリウス”、“スバル”など、様々な星を見せてもらいました。
天体観測時は大きな望遠鏡と屋根が動き星を追います。星の云われや豆知識などのお話を聞きながら楽しく星を観察することができました。望遠鏡から覗く月は間近で見ているかのように表面の凹凸が確認でき、光り輝く惑星も観察することができます。気がつけば、家族づれやカップルなど、望遠鏡のまわりに人々が集まってきていました。夏は近くの枕瀬山キャンプ場から子どもたちが上がってくるそう。展望台前の広場では、流星群を寝そべって見る鑑賞会もあるそうです。
わいわいと天文台の中から聞こえる親子達の楽しそうな声を背に、天文台を後にしました。楽しかった!
枕瀬山キャンプ場
「日原天文台」の近くにあるキャンプ場
道の駅 シルクウェイにちはら
清流高津川でレジャーを楽しめる道の駅
Column
島根で一番大きな木
名前に惹かれてやってきたのは、日原にある『島根で一番大きな木』です。のどかな風景の中にどっしりとたたずむクスノキは、遠くからでもわかる存在感!どれくらい大きいかと言うと…、人がこんなに小さく見えます!
このクスノキは樹高約31m、幹周り10m以上。太陽の光を浴びて枝葉も大きく広がっており神々しく見えます。樹齢は450年以上にもなり、津和野の町を長年にわたり見守ってきたシンボルといえるでしょう。
島根県一大きな木 〜池村のクスの木〜