カモスジンジャ

観光スポット

神魂神社

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伊弉冉尊(いざなみのみこと)を主祭神とし、通称大庭(おおば)の大宮さん。巨大な自然石を積み上げた石段といい古代出雲の神々の里らしいたたずまいを見せる。

本殿は現存する大社造の社殿のうち最も古いといわれ、国宝に指定されている。
その特徴は床が高いこと、前面と後方の中央にある柱(宇豆柱:うずばしら)がそれぞれ前と後へ張出していること。一見白木造りのようだが、往古は彩色されていたといわれ、屋根裏あたりにかすかに痕跡を留める。

近くの熊野大社、八重垣神社、六所神社などとともに意宇六社の一つに数えられ、何故か『延喜式』に記載されておらず、『出雲国風土記』にもない。出雲国造家とゆかりが深く、古くは国造家の私斎場的性格だったためかとも見られる。

本殿内陣には極彩色の壁画がある。なお本殿の屋根の前後を飾る千木(ちぎ)の先端が水平に切ってある(内そぎ)のは祭神が女神であることを示す。これに対し出雲大社や佐太神社など男神を主祭神とする神社では千木の先端が垂直に切ってある(外そぎ)。

本殿の向かって左手にある末社の貴布祢(きふね)・稲荷両神社の社殿は小規模だが、桃山時代の建築様式を伝える2間社流れづくりで、国の重要文化財。流れづくりそのものも出雲地方では珍しいが、普通流れづくりは前側の柱間が1間か3間の奇数であるのに対し、ここは2社を同時に収容するためか、異例の2間に仕切ってある。

古い鉄釜は、その昔、出雲国造の祖神である天穂日命(あめのほひのみこと)が高天原から降臨された時、乗って来られたと伝え、12月13日には御釜神事(おかましんじ)がある。
この伝承はともかく、古代このあたりが鉄の産地であったことを示す遺物の一つである。古代出雲文化はこのあたりを中心に栄え、島根県下最大の規模を持つ山代二子塚はじめ代表的な古墳はこの付近に集中する。

また出雲国庁、国分寺などもこの意宇(おう)平野にあった。出雲地方各地にある神在祭(かみありさい)(お忌祭)が同社にもあり、佐太神社のお忌祭(いみまつり)(神在祭)の直前の11月11日〜18日が同社の神在祭。

当麻蹶速(たいまのけはや)を破った野見宿禰(のみのすくね)は出雲の出身といわれ、相撲の祖神となったが、同神社後方の山には古代の磐座(いわくら)かと見られる巨石群があり、伝承では宿禰はここで体をきたえ、蹶速戦に備えたという。

<祭神・例祭・神事・芸能>祭神 伊弉冉尊ほか 例祭(10月18日) 御釜神事(12月13日)

<創建・建造・構造>古代

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住所 島根県松江市大庭町563
お問合せ先

神魂神社

島根県松江市大庭町563

〒690-0033

電話:0852(21)6379

アクセス ・JR松江駅から松江市営バス(かんべの里行)終点下車、徒歩3分。一畑バス(八雲行)約18分、風土記の丘入口下車徒歩10分
・JR松江駅からタクシーで15分
・松江バスロケーションシステム・ぐるっとバスナビ