八重垣神社(ヤエガキジンジャ)
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「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を」の古歌で名高い神社で、出雲の縁結びの元祖素盞鳴尊(すさのおのみこと)と稲田姫(いなたひめ)を祀る。素盞鳴尊(すさのおのみこと)は八岐大蛇(やまたのおろち)退治のあと稲田姫とともにここに新居を営んだという。同神社で見落せないのは収蔵庫に納められている社殿の壁画(重要文化財)。神社の障壁画としては日本最古のものといわれ、落箔が甚だしいが、戦後造営のさい、本殿から取り外して樹脂注入など保存措置を講じた。 全部で3面あるが、稲田姫を描いたとされる、もと正面にあった壁画が最も保存がよく、匂うような肌と髪、鮮やかな紅の唇など、とても数百年を経たとは思えないはど。ヤリガンナで仕上げたヒノキ板の上に直接描かれているが、絵具などは現代すでに求め難い優秀なものが使われているという。かつてこの壁画の裏側は、本殿の外面でもあったので、むかしの参拝者の落書きがあるのも一興。境内に一対ある狛犬(こまいぬ)はたてがみに特徴があり、日本の神社に狛犬が登場した初期ごろのものではないかという。いま一つ注目されるのは同社から少し離れた裏手にある小さな森と、その中の鏡の池。鏡の池は硬貨を紙片に浮かべ、その沈み具合いで縁談を占う“コイン占い”が若い女性に人気があるが、ここはかつて稲田姫が化粧の時の鏡がわりに使ったという伝承を持つ。また大蛇退治の時、稲田姫が身を隠(かく)されたという故事に由来する5月3日の身隠(みかくし)神事の舞台もここだが、この森は佐久佐女(さくさめ)の森といい、小さいながら老杉などが生い茂り、地表に露(あら)わになった木々の根が異様である。神社がまだ社殿を持たないころ、人々が巨石や老木に神々が宿るとした磐座(いわくら)・神籬(ひもろぎ)である。この森はその神籬の遺跡と見てほぼ間違いあるまい。なお鏡の池からは以前、数体の土馬が発見された。土馬は古代祭祀に供されたと見られる土偶(どぐう)の一種で、ここが古来聖地とされていた証左となった。
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住所
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島根県松江市佐草町227 |
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交通手段
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●JR山陰本線松江駅から市営バス(八重垣神社行/4番乗り場)で約15分、八重垣神社下車 |
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料金
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宝物殿200円 |
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利用可能期間・時間
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9:00〜17:00 |
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問い合わせ先
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八重垣神社
島根県松江市佐草町227
電話:0852(21)1148
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