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出雲大社

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 出雲大社は杵築(きづき)大社ともいい、縁結びの神様としても有名な大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っている。

 『記紀』には、国譲りの代償として、高天原(たかまがはら)側が大国主命に対し、壮大な宮殿を造り与えたが、これが出雲大社の始まりと記されている。
 いわゆる国譲りの神話だが、たとえ史実の反映であったとしても、具体的年代は分からないので、出雲大社の建物がいつごろ創設されたか明らかでない。
 しかし、『出雲国風土記』には杵築大社が載っており、大国主命のために、大勢の神々が集まって宮を杵築(きず)いたという地名伝承を記している。したがって、少なくとも8世紀初期には、この社は大社(おおやしろ)と呼ばれ、大きな社殿が建てられていたと思われる。

 平安時代中ごろの『口遊(くちずさみ)』に、「雲太、和二、京三」という大建造物の歌謡をあげている。すなわち、出雲大社がもっとも大きく、次いで東大寺大仏殿、京都御所大極殿の順だというのである。出雲大社本殿の高さは、太古は32丈(96.96m)、中古は16丈、近古は8丈という言い伝えがあるが、平安時代の大仏殿が15丈といわれるから、雲太といわれたころの出雲大社は16丈(48.48m)の壮大な建物であったろう。これが8丈に縮小されたのは、鎌倉時代宝治2年(1248)の造営からであるといわれる。現在の本殿(国宝)は延享元年(1744)造営されたものである。
 本殿は大社造りの代表で、屋根は切妻造り、妻入りで、内部は心御柱(しんのみはしら)を中心に田の字型に仕切られ、神座は向かって右から左へ向いている。屋根にそびえる千木(ちぎ)は外削(そとそぎ)で、長さ7.8m、3本の勝男木(かつおぎ)木は5.4mと巨大なものである。

 出雲大社には、現在、年間72回におよぶ祭礼がある。
なかでも、神在祭(かみありさい)、古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい)、神幸祭、爪剥(つまむぎ)神事などは由緒もあり、特異な神事である。
 神在祭は御忌祭(おいみまつり)ともいわれ、旧暦10月11日から17日まで、全国の神々が出雲大社に参集され、会議をされるとの伝承に基づいた祭りである。
 その前日の10日の夜、海の彼方から来る神々を迎えるため、稲佐(いなさ)の浜で神迎(かみむか)えの神事が行われ、神の使いである龍蛇(りゅうじゃ)を曲物(まげもの)に載せて本殿に納める。神々は境内左右の十九社に宿り、上宮(かみのみや)において神議されるのである。出雲大社を出発した神々は、佐太神社に移って、再び会議をされることになる。

 出雲大社は、その壮大な建物といい、伝統的な神事といい、やはり神話の国出雲の代表的存在である。

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住所 島根県出雲市大社町杵築東195
お問合せ先

出雲大社

電話:0853-53-3100

アクセス ・一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約10分。
・JR出雲市駅より一畑バス「出雲大社」か「出雲大社・日御碕」行きバス。「出雲大社」バス停下車、徒歩約1分。
・山陰道出雲ICよりR431を出雲大社方面へ。車で15分。
・山陰道斐川ICよりR9を出雲市方面へ、県道28号線経由出雲大社方面へ。車で約30分。
駐車場 乗用車60台、大型バス6台駐車可能
URL http://www.izumooyashiro.or.jp/