&ご縁の聖地 〜goodな、つながりを。 〜&ご縁の聖地 〜goodな、つながりを。 〜

出雲路

2人だけのとっておきの思い出を作ろう
“ご縁の聖地”を旅して過ごす特別なアニバーサリー

“ご縁の聖地” として名高い島根県の出雲路エリア(松江市・出雲市・安来市)。旧暦10月、全国から八百万(やおよろず)の神々が出雲の地に集い、縁結びの会議が行われます。

世界の総人口は80億人。誰かと誰かが出会うというのは、それだけで奇跡であり、目に見えない縁でのつながりを感じてしまいます。大切な誰かに出会えた記念日に、神社などのパワースポットはもちろん、さまざまな所で「ご縁」を感じられる“ご縁の聖地”を訪れてみませんか。

“ご縁の聖地” には、シーンに応じて楽しめるスポットが随所にあります。“ご縁” にゆかりある地でさらなる縁を育み、つなげていきましょう。

Contents

【2人のご縁に感謝・祈願】

出雲路には、“ご縁” や福招きに縁のある神社仏閣が数多くあります。2人で訪れて改めて、そのつながりの奇跡に感謝したいものです。

① 出雲大社(出雲市)

日本一の縁結びの神様を祀る

“縁結びの神様”として親しまれている大国主大神(オオクニヌシノミコト)を祀る出雲大社。毎年、旧暦の10月10日に八百万の神々が集まり、縁結びの会議が行われる地としても知られています。縁結びとは男女の仲を結ぶというだけではなく、人が幸福な人生を送るために必要な全ての物事を「つなぎ、結ぶこと」を意味しています。参拝をしてこれまでのご縁に感謝し、幸せな未来を祈願しましょう。

参拝の方法

お参りはまず拝殿で行います。出雲大社の参拝方法は一般的な神社と異なり、「二礼四拍手一礼」。まず①2度頭を下げて礼をして ②4回柏手を打ち ③最後にもう一度拝礼します。心をこめて拝んだら続いて御本殿へ赴き、同じように手を合わせましょう。
参拝の時の服装は、目上の方にお会いする時のような気持ちで、身ぎれいな服装を心がけましょう。

神の使い「ウサギ」を探しに

境内には、いたるところにウサギの石像があります。出雲大社の主祭神、大国主大神が因幡の国へ向かう道中、体の皮をはがれて泣いているウサギの傷を治してあげたという神話をルーツにしたもので、ウサギは神の使いとされています。現在60羽以上の石像があり、中にはハートを手にしたウサギも。お気に入りのウサギを見つけ、神様への祈りごとを託してみてはいかがでしょうか。

【観光スポット情報】≫出雲大社

出雲大社の門前町

宇迦橋(うがばし)の大鳥居から出雲大社の正門まで続く約700mの表参道「神門通り」には、出雲が発祥の地とされるスイーツ「ぜんざい」や、名物出雲そばなどご当地グルメを味わえる飲食店や、お土産屋さんがたくさん。石畳の門前町を存分に楽しみましょう。

バラエティ豊かなご当地グルメ

出雲のご当地グルメといえば、真っ先に挙がる「出雲そば」。そばの実と甘皮を一緒に挽いたそば粉を使うため、色が黒くて風味が強いのが特徴です。全国の神々が集まる「神在祭」の際に振る舞われていた「神在(じんざい)餅」に由来する「ぜんざい」も、当地でいただきたいもの。

【関連記事】
島根のおすすめ郷土料理!日本三大そばの一つ「出雲そば」を食べに行こう
ご当地パフェや和菓子で幸せ気分!出雲路で出会う「ご縁Sweets」

お土産はやっぱり縁結びグッズ

神門通りにあるショップには、縁結びにちなんだグッズが数多くあり、お土産選びにも悩みそう。出雲神話「ヤマタノオロチ伝説」でスサノオノミコトとクシナダヒメが結ばれるきっかけとなった「お箸」。この神話にちなんだ「ご縁箸」は、購入の際に名前の彫刻をしてもらえます。お二人が出会い、つながっているご縁を記念して、世界にたった一つのオリジナル箸を作ってみませんか。

【関連記事】
8月4日はハシの日。神器として伝来する"お箸"とご縁の聖地・出雲とのつながり

人力車で町めぐり

風情ある門前町をめぐるなら、優雅で快適に出雲の風に触れる人力車はいかがでしょう。神門通りを走る初心者コースから、稲佐の浜や神迎えの道をめぐる満喫プランまでさまざま。大正時代には数多くの人力車が参拝者を乗せて走っていたとのこと。地元俥夫ならではのガイドが付いた“レトロタクシー”でめぐる出雲路は、格別な思い出になるはずです。

【体験】≫人力車で巡る 出雲パワースポット巡り

② 鬼と天女の両参り(安来市)

鬼と天女の福めぐり

外からの邪気を払う鬼大師 (おにだいし) と、内への幸福を呼ぶ天女。見た目は相反する鬼と天女ですが、実はどちらも幸福を導く存在です。安来市にはそれぞれにゆかりがある二つのお寺が近接しています。両寺院を参って、良運を引き寄せましょう。

清水寺-邪気を払う「鬼大師」

天台宗の古刹である清水寺には「鬼大師」(おにだいし)とよばれる護符があります。世に疫病が流行った時代、僧侶であるお大師様が人々を守るために鬼の姿となって災厄から救ったと伝えられています。鬼大師は外から悪いものが寄ってこないよう邪気を払うと云われます。良い縁と出会うためには、まず悪いものを払うことが大事。古くから「厄ばらいの寺」として親しまれている名刹のパワーをいただきましょう。

【観光スポット情報】≫清水寺

雲樹寺-音楽に乗せて幸せを運ぶ「天女」

天皇家ゆかりの雲樹寺で目にすることができるのは、楽器を手にした天女の姿です。仏教界では天上世界の女性を指す天女。約1300年前に鋳造された国指定重要文化財の鐘の上部に、音楽に乗せて目に見えぬ幸せを人々の心の内に運ぶ存在として描かれています。目を閉じて静かな心で向き合うと、天女が奏でる音色とともに素敵な縁が舞い込んできそうです。

【観光スポット情報】≫雲樹寺

「福めぐり」で二人の未来に幸福を

「鬼大師」がいる清水寺と、「天女」がいる雲樹寺は車で約5分の距離。両寺院では、特別御朱印と限定御朱印台紙の数量限定販売も行われています。二つの「福めぐり」で災いを退け、二人の未来に幸運を呼び込んでみませんか。

【関連記事】
鬼と天女の両参り!安来の古刹・清水寺と雲樹寺で福を巡らせよう

【2人だけの特別な体験を思い出に刻む】

いにしえから脈々と受け継がれてきた歴史文化や、一瞬たりとも同じ表情を見せることのない自然の風景に大切な人と一緒に触れ、記憶に残る2人だけの歴史を紡いでいきましょう。

③ 松江城(松江市)

江戸初期の城郭建築の粋を感じる国宝松江城

全国に12しか残っていない現存天守の一つ、国宝松江城。築城から400年以上もの時を経た今も、当時の城郭建築の粋を随所で感じさせます。縁とは、どこかで途切れてしまえばつながらないもの。江戸期から脈々と受け継がれてきた城に触れ、改めて今つながっている縁の大切さを感じます。

重厚感ある黒壁の“千鳥城”

1611年、5年の歳月をかけて築城された松江城。入母屋破風の屋根が四方に乗った外観は美しく、黒塗りの外壁は独特の重厚感を醸し出しています。釣鐘型の窓や1枚ごとに異なった表情を持つ鬼瓦、日本現存の木造のものとしては最大の鯱など随所に見どころがあふれ、往時の職人の技術やセンスに思わずうなります。美しいだけでなく、攻守に優れた構造にも着目してみましょう。

360度のパノラマビュー

「天狗の間」と呼ばれる天守最上階は室内に壁がなく、城下町を360度見渡すことができます。周りに高い建物もないため、天気が良い日には美しい宍道湖を一望できるスポットとしても人気。周囲を取り巻く緑の木々は季節によって表情を変え、四季折々の景色を楽しむことができます。

【観光スポット情報】≫松江城

【関連記事】≫知っていると倍楽しい!国宝松江城の魅力を徹底ガイド

④ 堀川遊覧船(松江市)

国宝松江城のお堀を船でゆらり遊覧

国宝松江城をぐるりと囲むお堀を、約50分かけて周遊する遊覧船。江戸時代の城下町の風情を味わいながら、船の上ならではの景色をゆっくり楽しむことができます。季節や時間によっても刻々と変わる景色や香り、そして風。共に感じたさまざまな思いは、時を経て醸成され、二人だけの大切な記憶に育っていくはずです。

名物 “橋くぐり” では思わず歓声も

全長3・7キロの堀川にかかる橋は17。優雅な船旅かと思いきや、低い橋の下を通る時には船の屋根がぐっと下がり、乗客も体をかがめないと当たってしまうという、まるでアトラクションのような体験も。窮屈な姿勢に挑んでみたり、ユニークな船頭さんのガイドに笑ったり、想像以上に声が上がってしまう船旅です。

水上から望む風情ある城下町

生い茂る古い木々の中を船で通りながら、石垣の下でたたずむ水鳥や川面に顔を出す亀、見事な松並木などを見ているとまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。水上から見上げる景色も、武家屋敷や小泉八雲旧居など昔の日本の姿を彷彿させる街並みで、次々と変わりゆく景色に会話も弾みそうです。

【観光スポット情報】≫ぐるっと松江堀川めぐり(堀川遊覧船)

【関連記事】≫国宝松江城のお堀をめぐる 城下町の風景と四季を楽しむ「ぐるっと松江堀川めぐり(堀川遊覧船)」

⑤ 玉造温泉/温泉街散策

日本最古の美肌の湯

日本最古の温泉の一つで、奈良時代に編さんされた「出雲国風土記」には「一たび濯げば形容端正しく、再び沐すれば万病悉く除ゆ(一度入ると美しくなり、再び入ると万病が治る)」と記されるなど、美肌の湯としても有名です。玉湯川の両側には由緒ある旅館やホテルが立ち並び、温泉街ならではの情緒が漂っています。

情緒あふれる温泉街を散策デート

歩いてめぐれるコンパクトな湯の町は、散策デートにぴったり。美や健康を意識したカフェやショップが多く、ぶらり立ち寄っているといつの間にか時間が経ってしまいます。温泉街ならではと言えるのが、随所に設けられた足湯スポット。川沿いに腰掛けて温かいお湯に浸かっていると、心身ともにリラックスでき、出会った頃の思い出話にも花が咲きそう。四季折々で表情を変える玉湯川沿いの景色を眺めながら、ゆったりした時間を一緒に楽しみましょう。

【観光スポット情報】≫玉造温泉

願いが叶うパワースポットへ

玉造温泉には縁結びスポットやパワースポットも点在。なかでも勾玉の神様と温泉の神様を祀る玉作湯神社には、はるか昔から願い事を叶えてくれると信仰されている自然石「願い石」があり、全国から参拝客が訪れています。
触れて願えば御神徳を授かるとされる「願い石」にパワーをおすそ分けしてもらい、お守りのように持つことができる「叶い石」もいただきましょう。

【観光スポット情報】≫玉作湯神社

【関連記事】≫神秘的パワースポットと美肌の湯で癒される。湯の町・玉造温泉の王道スポット巡り

⑥ 足立美術館(安来市)

日本一の美しい庭園がある美術館

米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで、20年連続日本一に選ばれている5万坪の日本庭園は必見。横山大観をはじめとする近代日本画や北大路魯山人の陶芸などを中心としたコレクションも堪能できます。

刻々と表情を変える庭は、まるで唯一無二の絵画作品

背後の山を借景に、自然の山々と人工の庭との調和が美しい枯山水庭や、横山大観の名作「白沙青松」をモチーフにした白砂青松庭など、細部まで手入れが行き届き、徹底した「おもてなし」の精神があふれる庭園が広がっています。館内には、庭園を絵画に見立てて鑑賞できる仕掛けも。一瞬として同じ表情を見せることがない庭の姿は、2人だけが知る唯一の絵画作品として心に焼き付くはずです。

【観光スポット情報】≫足立美術館

【関連記事】≫「庭園日本一」足立美術館の魅力とは

【出雲路で見つけた器を日常の暮らしに】

大切な人と過ごした大切な時間。かけがえのない時間を形に変え、毎日の暮らしに取り入れてみませんか。

⑦ 出西エリア

“ご縁”を形にした日常づかいの器

記念する旅路を形に残すなら、その地で作られた陶芸品はいかがでしょうか。出西窯は、土地や人々の支えがあってこそ器を作り続けられるという思いで、材料となる粘土や薪は島根県産を中心に使用し、釉薬は自家調合しています。窯があるのは、出雲大社から車で約30分の田園地帯で、車窓から見えるのどかな景色にも癒されます。近くには、出西窯の器と地元産食材にこだわったパンを楽しめるベーカリーカフェも。

「用の美」が光る器を暮らしに

出西窯は1947年、5人の青年らで創業。民芸運動を展開していた河井寬次郎や柳宗悦、バーナード・リーチらの指導を受け、温もりのある暮らしの器を生み出しています。素朴ながら「用の美」が光るデザインは和にも洋にも合い、中でも「出西ブルー」と呼ばれる深いコバルトブルーの釉薬を使った器が人気。手仕事が生む美しさを暮らしに取り入れ、日常をよりgoodにしていきませんか。

【観光スポット情報】≫出西窯

【関連記事】≫窯元めぐりで楽しもう!島根の焼き物の魅力 前編

 

 

目に見えない“ご縁”にあふれる出雲路。つながり自体は目に見えていなくても、つながりを紡ぐ人々や土地、つながりが生んだ産物や文化は確実にそこにあり、新たな縁を生み出しています。記念日を過ごした“ご縁の聖地”での日々が、大切な人との縁をさらに育み、次なる縁がつながっていきますように。

 

出雲路の観光情報をもっと見る

パンフレットダウンロード

出雲路の宿を簡単検索


 

Topics一覧

ページの先頭に戻る