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タダジ

多陀寺

石見国総祈願所  石見三大祭の一つ、多陀寺初午祭

弘法大師の弟子流世(りゅうせい)が、大同元年(806)に開いたといわれる真言宗の名刹亀甲山多陀寺は、下府駅前の国道9号線をこえて北西へ山道を500mのぼったところにあります。境内は広く、老松の茂る荘巌な地域です。本尊は十一面観音です。
本堂には木造天部像が50体あまり安置されています。これは通称「流れ仏」とか「曝仏(さらしほとけ)」とか呼ばれており、檜の一木彫で、藤原時代にこの地方でつくられたと推定されています。これら仏像群のうち27体が昭和42年(1967)5月県の文化財に指定されています。
また、多陀寺境内稲荷社の初午祭は、旧暦2月最初の午の日に毎年行われます。この初午祭は、鹿足郡津和野町太鼓谷稲成大祭、益田市高津町の柿本神社大祭とともに、石見の三大祭りとして広く知られています。家内安全、商売繁盛を願って、遠くからも多くの人々が参詣し、当日は寺の境内に露店が並び、特に各種の苗木や種ものの店が多く立ち、終日賑わいます。
境内には樹齢1000年といわれるクスノキと、樹齢1,100年と伝えるヒノキがあり、ともに市の天然記念物に指定されています。

<祭神・例祭・神事・芸能> 初午祭(旧暦2月最初の午の日)
<創建・建造・構造>806年

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