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宗林寺

 臨済宗天竜寺派。山号は大雄山。戦国時代、琵琶甲(びわこう)城主口羽(くちば)氏の菩提寺。当寺は寺伝によると、那須与一宗高の草庵であったが、永正3年(1506)浩雲和尚を開山とする禅寺に改められたという。

 毛利元就は享禄3年(1530)阿須那(あすな)藤掛城の高橋興光を滅ぼすと、安芸高田郡志路(しじ)(広島市安佐北区)に居城する重臣の志路通良にこの地を与えた。通良は出羽(いずわ)川と江の川の合流地点の要衝に、琵琶甲城を構築して移住し、以後口羽氏と称した。通良は浩雲禅師に帰依し、天文2年(1533)当寺の諸堂宇を整備して宗林禅寺と名づけ、口羽氏の菩提寺とした。本堂裏には口羽通良、同夫人の墓のほか、口羽家累代の合祠塔がある。寺宝には通良寄進の涅槃(ねはん)像、陣扇、太刀、鞍、伝雪舟筆の竹鶴図などがある。

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