春といえば、やっぱり桜! 石見各地にある桜の名所・おすすめスポットをご紹介します。美しい桜にはリラックス効果もあるので、春の訪れを感じる桜を見て癒やされませんか?
①鷲原八幡宮の桜【津和野町】
桜並木
鷲原八幡宮と桜
日本遺産に認定された「津和野今昔~百景図を歩く」の資料となった「津和野百景図」で描かれた場面が残る鷲原八幡宮。鎌倉の鶴岡八幡宮のものを模したという流鏑馬(やぶさめ)馬場は、日本で唯一現存する当時の原型を残した馬場とされ、県の史跡にもなっています。毎年4月第二日曜日には流鏑馬神事が行われ、桜が舞い散る中、的を射抜く音と馬が駆け抜ける音が響き渡ります。
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日本遺産の景色のある町 津和野
古き良き時代より石見の観光地として知られてきた津和野は、一歩足を踏み入れるだけで城下町の雅な雰囲気に包まれ、旅気分が高まる町です。SLやまぐち号の終着地でもあり、キリスト教会や文豪森鷗外の生家など、城下町でありながら近代文化の漂うこの町は全国でも特有で、山陰の小京都の枠を飛び越え「日本の津和野」といえるでしょう。ぜひ、日本遺産津和野を訪れ、その文化に触れてみませんか?
②石見銀山の桜【大田市】
世界遺産・石見銀山では「石見銀山資料館(大森代官所跡)」前の広場や、「羅漢寺」周辺、大森小学校付近に桜の木があり、桜花の季節に石見銀山を訪れた人々を魅了しています。例年は4月上旬に満開を迎えます。満開の桜の中、石見銀山を散策してみてはいかがですか?
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世界遺産 石見銀山
かつて銀を採掘していた坑道跡、龍源寺間歩につながる大森の町並みには、現在も人々が生活をし、その暮らしが根付く、歩く世界遺産として大変珍しい観光地です。江戸時代にタイムスリップしたかのような懐かしい景色の中をのんびり散策して、龍源寺間歩を目指しましょう。
世界遺産となりその知名度は上がりましたが、それ以前までも大森地区の人々が、ひっそり大切に脈々と守り続けてきた、石見の誇る文化遺産です。
③三瓶の桜【大田市】
人口600人のまちが三瓶の魅力作りと島根県一の「さくらの里」をめざし植樹を始め、住民やその思いに賛同した企業に支えられ、10年で6000本もの桜を植樹しました。例年は4月上旬から中旬が見ごろだそう。年を追うごとに進化していく「さくらの里」に足を運ばれてはいかがですか。
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大田市のおすすめの桜
④旧潮駅の桜のトンネル【美郷町】
国道を走る車の上に降り注ぐ花びら
潮発電所前から、潮温泉までの国道375号線沿いに続く桜並木の中でも、旧JR三江線「潮駅」から「潮温泉」間は、立ち位置によっては桜のトンネルのようにも見え、国道を走る車の上に桜の花びらが降り注ぎます。その光景に心奪われること間違いなし! 桜のシーズンになると、夜は提灯とライトアップも行われています。
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美郷町のおすすめの桜
ふるさとおおち伝承館と前川桜
しまね景観賞も受賞した美郷町を象徴する桜
⑤三隅大平桜【浜田市】
国の天然記念物に指定されている「三隅大平桜」
ライトアップされる「三隅大平桜」
国の天然記念物に指定されており、彼岸桜と山桜の両方の性格を併せ持つ貴重な品種の「三隅大平桜」。推定樹齢は約660年、枝張りは東西24m・南北29.6mもある巨木で、白色の花が満開となる時期にはまるで、雪が降り積もった小山を見るような景観が目の前に現れます。開花の時期にはお祭りも開かれ、多くの花見客で賑わいます。
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浜田市のおすすめの桜
浜田城址
約250年間、浜田藩政の中心地だった場所
井川の一本桜
のどかな風景が広がる場所に咲く1本桜
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広大な自然の中でおいしい収獲体験!
1月~5月までイチゴ狩り体験を楽しむことができる「きんた農園 ベリーネ」。施設の周りは広大な景色が広がり、大自然に囲まれた中で収獲体験ができるので、友達、恋人、家族、さまざまなシチュエーションでもおすすめです。
⑥金谷城山桜【益田市】
指定文化財・天然記念物に指定される一本桜
生命力あふれる桜の幹
幹回りが7m以上という、大人5人が手をつないでやっと届くほどの太さのエドヒガンの一本桜で、島根県の指定文化財・天然記念物に指定されています。町道の東側の丘陵中腹にあるこの桜は「金谷城山桜」と呼ばれ、樹齢は500年以上にもなります。見頃の季節になると、丸く生い茂った枝がピンクの花びらに覆われ、毎年、市外・県外からも多くの観光客や写真家たちが訪れます。
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益田市のおすすめの桜
⑦山本の白枝垂れ桜【江津市】
見頃を迎えた「山本の白枝垂れ桜」
「花すだれ」を思わせる絶景
3~4mの長さにもなる垂れ枝
推定樹齢が400年にも達する「山本の白枝垂れ桜」。江津市川平町の山本家跡地にある一本桜で、高さは約15m、幹まわり2.5m以上、垂れ枝は3~4mの長さになり、見頃の時期は白い小花が咲き「花すだれ」を思わせる光景が広がります。昔から「林堂(りんどう)」という愛称で地元の人々からも親しまれており、県の天然記念物にも指定されています。
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桜の他にも! 島の星山の椿
標高470mの島の星山(別名-高角山)の中腹にある椿の里。早咲きや遅咲きの様々な椿が7ヶ月間も楽しめます。世界各地の椿の花が約100種類700本植えられています。
江津市のおすすめの桜
⑧雪田長源寺の枝垂れ桜【邑南町】
樹齢300年以上の枝垂れ桜
雪田集落の外れの丘の中腹にある小さなお寺に咲く枝垂れ桜。花は淡い紅色で、樹皮は枝垂桜の特徴である縦割れが見られ、見事な枝を四方に張っています。樹齢は300年以上と推定されます。平成15年に島根県の天然記念物に指定されています。
雪田長源寺の枝垂れ桜
邑南町のおすすめの桜
断魚渓公園の桜
文化的遺産としても名高い国の名勝の桜
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桜の他にも!花桃
「天国に一番近い里」と呼ばれる人口わずか13人の川角(かいずみ)集落で休耕地が目立つようになってきたところへ毎年花桃の木を植え始めたそう。今では2000本以上の花桃の木が植えられています。集落一帯に花桃が植えられているので、道沿いを歩きながら鑑賞できます。
⑨金比羅公園の桜【川本町】
金毘羅公園の桜
満開の桜
山に咲く桜
種類の異なる桜
道沿いに咲く桜
ソメイヨシノなど、開花時期の異なる桜が数多く咲き乱れ、比較的長い期間にわたって訪れる人々を楽しませてくれます。満開の時はピンク色に山が染まり絶景です。細い道ではありますが、車で展望広場がある頂上まで行くこともできます。
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桜の他にも! イズモコバイモ
山崖斜面一面に可憐な花を咲かせるイズモコバイモ。花は2月の中頃から少しずつ咲きだし、満開の時期は3月いっぱいです。島根県だけに自生する花で川本町指定文化財であり、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている植物です。
⑩みろく公園の枝垂れ桜【吉賀町】
吉賀町役場など公共施設が集まっているところの裏手にある小高い山に、ある桜の名所「みろく公園」。小高い所にある公園から桜とともにながめる町並みと山々の緑に心が癒される小さな公園です。高さ約25メートル、樹齢300年を超えるしだれ桜は、エドヒガンの変種で町の天然記念物に指定されています。
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桜の他にも! カタクリ
吉賀町の樋口にある民家の裏山にたくさん自生しているカタクリ。かつては10平方メートル程度だったものですが、地元の方々の努力によって1200平方メートルもの広さで咲き誇るようになった西日本でも貴重な群生地です。3月下旬から4月上旬にかけてが見ごろです。