2024年07月31日 公開
出雲大社から山陰道を通り、車で約1時間のところにある島根県大田市(おおだし)。大田市にある国立公園三瓶山(さんべさん)は、まもなく紅葉の季節を迎えます。三瓶エリアは、自然もアクティビティもグルメもカルチャーもある楽しみの宝庫。紅葉とあわせて、巡りたい・満喫したいスポットが盛りだくさんです。楽しみがいっぱいだからこそ、何をして良いのか迷ってしまう方に、三瓶エリアでの滞在時間別におすすめのプランをご紹介。秋の三瓶エリア大満喫のドライブ旅に出かけましょう。
秋の三瓶エリアは滞在時間が長いほど、多くの体験が楽しめます。今回は、滞在時間が長くなるごとにコンテンツをプランに追加し、より盛りだくさんに、よりディープに、三瓶エリアを満喫できる過ごし方をご提案します。
紅葉で染まった三瓶山には、写真に収めたくなるフォトスポットがいっぱい。映えスポットを巡って、三瓶山をぐるりとドライブしましょう。
三瓶山は、道路に沿って車を走らせると、ぐるりと山を一周することができます。ドライブの途中には、美しい紅葉を見られるスポットが点在。特に「西の原」周辺には見どころ多数。広大な草原から見る三瓶山の紅葉の雄大さに圧倒され、西の原から西に下ったところにある「浮布池」では、展望所から紅葉した三瓶山が水面に逆さまに映る「逆さ三瓶」が見られることも。ぜひ気になるスポットで車を停めて、三瓶の美しい秋を撮影してみましょう。
西の原から車で約5分のところにある「浄善寺」。ここの名物は、樹齢600年以上のイチョウの大木。樹高約30m、枝幅23.5mとその大きさは島根県内でも最大級。金色に染まった大木と、落葉で敷き詰められた黄金色の境内は格別の美しさで、写真映え間違いなしです。見頃は11月中旬~12月上旬。紅葉シーズンはライトアップされ、闇夜に大イチョウが幻想的に浮かび上がります。
住所:大田市三瓶町池田2146
滞在時間が2・3時間あるときは、ぜひ三瓶の名物グルメも楽しみましょう。三瓶の魅力を深堀りできる施設に立ち寄るのもおすすめです。
三瓶山「北の原」にある自然系博物館。館内には、最新鋭のプラネタリウム、絶滅大型哺乳類デスモスチルスの化石、巨大な縄文時代の埋没林など、三瓶山と島根県の自然を見て触れて体感できる展示が並びます。
かつてこの地にあった縄文時代の森を展示する施設。地下展示室では、三瓶小豆原埋没林が発掘されたときの状態で展示されています。この埋没林は、約4000年前に火山噴火が起きた際に立った状態で埋もれた巨木群が発掘されたもの。根元の近くから見学することで、その壮大さと太古のパワーを体感できます。
●三瓶そば
寒暖の差が大きい三瓶高原で育ったそばの実で作られる在来種のそば。香り高く上品な味わい、豊かな風味が特徴です。三瓶エリアには、三瓶そばが楽しめるスポットが多くあります。
●わさび
三瓶山のふもとで栽培されている本わさび。三瓶山の豊富な湧き水と豊かな土壌で育まれたわさび田で育ったわさびは、ピリリとしたさわやかな辛みを楽しめます。三瓶そばの薬味やお茶漬け、刺身にピッタリ!
しっかり滞在時間があるときには、三瓶の自然が一望できる「三瓶観光リフト」や、三瓶山の自然の恵み「三瓶温泉」も堪能しましょう。三瓶の魅力を存分に楽しめます。
赤や黄色に染まった三瓶山をぐるりとドライブ
「東の原」から大平山山頂へ向かう三瓶観光リフト。255mの標高差を約15分かけてゆっくりと登っていきます。リフトからは三瓶山の広大な自然を眺めることができ、秋は足元一面にすすきの絨毯が広がります。リフトを降りて5分ほどで大平山山頂に到着。展望台からは紅葉した三瓶山の連なる峰が一望できます。
三瓶山のふもとより湧き出る三瓶温泉。鉄分と塩を含んだ、茶色く濁った湯が特徴です。鉄分を含むため、体の芯までしっかりと温まり、塩分が肌を包んでポカポカが続きます。
三瓶エリアでは、お宿の日帰り温泉のほか、数か所の浴場があります。
三瓶山北の原にあるオートキャンプ場。テントを張れる場所まで車で行ける「オートキャンプ」のほか、森林の中で本格的なキャンプが楽しめる「一般キャンプ」、キッチン・バス・トイレ完備で快適に滞在できる「ケビン」、ペット同伴OKの「ドッグバンガロー」があり、スタイルに合わせて選べます。BBQなどアウトドアならではの楽しみ方ができるのも魅力。
三瓶エリアのアクティビティやグルメをめいっぱい楽しむなら宿泊をして、まるまる一日遊び倒すのがおすすめ!夜にしか味わえない楽しみ方もできます。
赤や黄色に染まった三瓶山をぐるりとドライブ
三瓶の自然を見て・触れて・学べる施設で楽しんだ後は、三瓶山が育んだソウルフードを堪能!
さまざまな登山道があり、初心者が登りやすいコースもある三瓶山。秋が深まる時期は、道中にも紅葉が見られ、疲れを癒やしてくれます。山頂から見渡すのは秋色に染まった中国山地の山々や日本海など大パノラマの絶景!登山の第一歩にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
電動アシスト付きの自転車で坂道もぐんぐん登ることができ、快適に走れます。三瓶の風を肌で感じ、すぐ間近で美しいロケーションを見て駆け巡る、ドライブとはまた違う楽しみ方も魅力です。日常を忘れる気分爽快サイクリングでリフレッシュしましょう。
鮮やかな刺繍で飾られた衣装、響き渡る太鼓や笛のお囃子、そして勇猛果敢な舞が特徴の「石見神楽」。9名以上の団体で大田市内の特定の宿泊施設に宿泊すると、この神楽を宿泊施設で見ることができます(要予約)。間近で見る神楽は迫力満点、見ごたえ抜群!
街の明かりの少ない三瓶では、まるで手が届きそうな満天の星が視界いっぱいに瞬きます。「三瓶自然館サヒメル」では、毎週土曜日に「天体観察会」を開催(要予約)。大型望遠鏡での観察のほか、巨大な屋根が開く「スライディングルーフ観察室」もあり、寝転がって空を見ることができます。夜の三瓶山ならではのスペシャルな体験です。
三瓶エリアをもっと満喫できる注目トピックはほかにも!お土産、お宿、ニュースポットをご紹介します。
三瓶山「東の原」のふもとにあるワイナリー。自社農園でぶどう栽培を行い、そのぶどうを使用したワインを醸造・販売しています。店内には、三瓶エリア・大田市の特産品もずらり。三瓶山の恵みたっぷりのお土産をゲットしたいのならぜひ立ち寄りたいスポットです。
◎石見ワイナリーのワイン
自社の醸造所で造ったオリジナルワイン。試飲カウンターがあるので、テイスティングをしてお気に入りを見つけましょう。
◎三瓶そば
三瓶山ふもとで古くから栽培されている在来種のそば。香り高く風味豊かな味わいを自宅でも楽しめる乾麺を購入できます。
◎志学のおだし
三瓶山ふもとで育った原木椎茸を使った万能和風だしの素。旨味が凝縮した上品な味わいにリピーター多数の人気商品です。
三瓶エリアで体験できるアクティビティはまだまだあります。詳細は下記の関連記事でチェックしましょう。
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≫ 感動体験!三瓶山頂でいただく「天空の朝ごはん」を地元ライターがレポート
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