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オオエタカヤマ

大江高山

島根県のほぼ中央、大田市の南西大代(おおしろ)町・祖式町に位置し、三瓶山群に次ぐ標高808mの連山で三紀から四紀(二百万年前)につくられた大江高山火山群の主峰です。噴火時期は百数十万年前といわれ、このときの火山活動により石見銀山(大森銀山)の銀鋼床が形成され、また、湯泉津温泉の泉源もこの火山群に由来するといわれています。
登山道は大代町の山田コース・飯谷コースと祖式町の伊勢階(いせがい)ルートがあり、山田コースは県道46号山田バス停から1.3kmほど入り、登山口標識左の斜面を登りきったところから山道に入る。しばらくは平坦で、植林帯を抜けると、ジグザクを繰り返しながら、山頂へ向け単調な登りが続くが、しだいに箱庭のような風景が開けると稜線に出て山田側ピーク779mに到達、所要時間90分。ここから馬の背と呼ばれる吊尾根を本峯に向かう。本峯の登りは見た目ほどきつくなく、45分程度で大江高山山頂に立ちます。飯谷コースは最短距離で、県道46号飯谷バス停から北方へ1km南斜面を登ると、山辺八代姫命(やまべやしろひめのみこと)神社があり、境内裏手からは急峻で一気に山頂を目指します、所要時間95分。山田・飯谷コース共、春の登山道には、大田市自然環境保全条例により保護を必要とする希少な動植物として指定された「イズモコバイモ」が自生、「ギフチョウ」が生息し、秋には紅葉が特に見事です。山頂の眺望は北に日本海、島根半島を望み、東は石見銀山仙ノ山や山吹城址の要害山、矢滝城山を見下ろし、南は中国山脈の連山が映り、北東に三瓶山が展望できます。

<標高>808m
<登山口からの所要時間>飯谷バス停95分・山田バス停135分

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