お気に入りリスト
シンヤマジョウアト

真山城跡

松江市北部、松江市法吉町の白鹿山(しらがやま)のすぐ北側にある真山(新山ともいう。標高256m)の頂上付近にあった戦国時代の山城跡です。
源平の昔、この地をあてがわれた平家の武将薩摩守忠度(ただのり)が最初に築城したとの伝説がありますが、史実にはっきり登場するのは、尼子勢の拠る白鹿城を攻めるため毛利軍がここに向かい城を築いて以来のことです。
『雲陽誌』によれば永禄6年(1563)のことで、白鹿城が落城すると毛利の重要拠点として多賀元信が入城し、この方面の押えとしました。
しかし永禄12年(1569)6月、尼子再興を図る山中鹿介(やまなかしかのすけ)は尼子勝久を擁して日本海側から島根半島に上陸、松江市美保関町千酌の忠山(ちゅうやま)に拠ってここを攻め、遂に占拠しました。
以来元亀2年(1571)8月、再び毛利の大軍に奪還されるまでは尼子再興の最大拠点となっていました。頂上付近のあちこちに当時の石組みが残っています。

近くの観光スポット

近くの美肌スポット

PR