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六所神社

六所神社は伊弊諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、と月夜見尊(つきよみのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、大巳貴尊(おおなむちのみこと)が祀られ、この六神を主祭神としているところから六所神社の名がついたといわれる。

意宇(いう)平野のほぼ中央にあり、律令時代、出雲国の総社であった。つまり出雲国内はここに参拝することで、出雲国内の全神社に参拝することにかぇたわけである。昭和40年代以降の調査で、当時の出雲国庁は現在の同社境内をふくむ同社裏手一帯にあったことがわかった。式内社だが、出雲国司は最も至近の神社を総社としたわけだ。本殿は宇豆柱が前後にはみ出す古式を残す大社造(たいしゃづくり)。神紋はこのあたりの古社に共通する丸に有。この有は神在月の「十月」の図案化とも、あるいは神あり月の「有」ともいう。意宇六社(おうろくしゃ)の一つ。

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