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ノブサトガマ

延里窯

石見の豊かな自然の中で作り上げられる作品は魅力的

昭和43年(1968)4月、今田三郎が長久町延里に築いた窯。延里は三瓶山を遠望し、石見銀山を背後にもつ田園地帯である。この地は水の女神邇幣(にべ)姫を中心に栄えたと伝承している。延里の延は邇幣姫の邇幣からきたもので、延里は女神の里を意味している。延里焼はこの地の土と水を原料とし、ときには三瓶山の麓や、石見銀山の土を加えて制作されている。

作品には抹茶茶碗や茶器類を中心として、花瓶、酒器、湯呑などがつくられ、釉薬には長石やワラ釉が使われている。全体的に修業先の萩焼きの影響が強い。

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