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オキキョウドカン

隠岐郷土館

水若酢神社の隣接地にあり、隠岐島の民俗資料、歴史資料の収蔵展示館として、昭和45年(1970)6月に開館した。建物は明治18年(1885)周吉(すき)郡ほか3郡の郡役所として西郷町に建てられ、大正15年(1926)からは隠岐支庁々舎として使用されていた。昭和43年(1968)新庁舎建築に伴い、五箇村が明治百年記念事業として現在地に移築復元した。明治初期の洋風木造建築として貴重なもので、県文化財に指定されている。上げ下げ式縦長窓、白い胴蛇腹(じゃばら)の外壁など、明治初期のハイカラな雰囲気を漂わせている。

 

現在、所蔵資料総数は約3,000点、そのうち漁撈用具、山樵用具など隠岐島後の生産用具674点が国指定、家具調度、衣服装身具など691点が県指定のそれぞれ民俗文化財になっている。

 

館の裏には都万目(つばめ)から移築した民家がある。江戸時代後期の茅葺き家屋1棟で、島後における頭(おとな)百姓級民家の代表的なものとして、昭和49年(1974)12月県指定の文化財になっている。

 

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