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全国で唯一の「泊まれる博物館」大人気ナイトミュージアムで恐竜探検!

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2020年09月09日 公開

奥出雲多根自然博物館 外観

山深い神話の里の一角に突如現れるお城のような建物。棚田が広がるのどかな風景とのギャップに目を奪われていると、口を大きく開けた怪獣のような物体が視界に飛び込んできます。正体は、ヨロイ竜エウオプロケファルスをモチーフにした「奥出雲多根自然博物館」のマスコットキャラクター。ここは、40億年におよぶ生命の歴史を体感しながら学べる、全国的にも珍しい泊まれる博物館なのです。数ある施設の中でも、博物館法で規定された「登録博物館」としては、日本で唯一の「泊まれる博物館」です。

奥出雲多根自然博物館 外観

国内外に眼鏡専門店をチェーン展開する「メガネの三城」2代目多根裕詞氏が1987年、創業者が生まれ育った地ににぎわいを取り戻そうと自らの化石コレクションをベースにした自然博物館をオープン。同館のある奥出雲町佐白地区は江戸時代には宿場町として栄えていたこともあり、開館当時から宿泊施設も併設していました。

山深い里に年間約2万人が訪れる人気スポット

奥出雲多根自然博物館ナイトミュージアム

地域密着型のユニークな博物館の一つだった同館が全国的に脚光を集めたのは、2010年に始めた宿泊客限定のナイトミュージアムです。宿泊客は無料で観覧できるだけでなく、夜も楽しめるように、19~21時にはライトアップされた館内で神秘的に光る恐竜の骨格標本や美しい化石の数々が観賞できます。薄暗い照明の中、映像と音によって繰り広げられる太古の恐竜ワールドに、子どもはもちろん大人もドキドキワクワクさせられます。昼の入館者数を含めると全国各地から年間約2万人が訪れ、中には10回以上足を運んでいるというリピーターもいるそうです。

大迫力の恐竜たちを身近に体感

奥出雲多根自然博物館エントランス

エントランスに入るとまず出迎えてくれるのが、ジュラ紀最大級の肉食恐竜アロサウルスの全身骨格です。鋭い爪と大きな歯で襲いかかってくるような姿には、一瞬立ちすくむ子どもも。体高約3メートルもの骨格を迫力満点に味わうことができます。

エウオプロケファルス

博物館のコンセプトは、「宇宙の進化と生命の歴史」。1階では、恐竜を始めとする太古の生物を趣向凝らした展示で紹介しています。全長約6メートルの堂々たるシルエットで中央に鎮座するのは、同館マスコットキャラクターのモチーフになったヨロイ竜エウオプロケファルス。頑丈な頭とハンマーのようなしっぽが特徴的です。

アパトサウルス

そのすぐ脇には、ジュラ紀の大型草食恐竜アパトサウルスの上腕骨の化石。全長20メートルを超える恐竜の本物の化石を触れるとあって、大人気スポットの一つです。

ティラノサウルス

有名なティラノサウルスの巨大なリアル頭骨も。大きく開けた口から見える鋭い歯は、最大最強を誇った名高い肉食恐竜の姿を彷彿とさせ、ナイトミュージアムでは最新技術で再現された大迫力の鳴き声を聞くこともできます。

3Dスクリーン

周囲の壁面には、わかりやすいイラストと文章で生命の歴史を紹介。一角にあるバーチャル古代探検のソフトを使うと、さまざまな時代の地球の様子を知ることができます。スクリーンに映し出された太古の地球の中を走り回る恐竜やマンモス、泳ぎ回るアンモナイトなどを備え付けのマウスでクリックして捕らえると、より詳しく知ることができます。ゲーム感覚で楽しみながら古代の地球を体感できる人気のコーナーです。

美しい鉱物や岩石に魅了される展示室

鉱物・岩石展示室

奥には、鉱物や岩石の展示室があります。光の当たり具合や、見る角度によって驚くほどに表情を変えゆく結晶の数々。自然が創り出した得も言われぬ美しさと不可思議さには、時を忘れて魅入ってしまいます。

島根の岩石 アメシスト

島根で産出した資料を紹介するコーナーも。来待石(きまちいし)や碧玉(めのう)、玉髄(めのう)などに加え、アンモナイトや松ぼっくりの化石など珍しいものも多く、地域の歴史を実感することができます。

深海の雰囲気の中で知る、35億年にわたる海の生命の歴史

海の歴史
黄色の貝 カブトガニ

階段を上ると、深い海の中を思わせるようなフロアには波のような流線型と六角形のショーケースが並び、ブルーと白の光が別世界に惹き込みます。2階のテーマは、「La Mer 海の生物が辿った道」。幻想的な雰囲気の中で35億年前から続く海の歴史を感じることができます。美しい色や形の貝には一つとして同じものはなく、自然の作り出す造形美に酔いしれそう。

両生類ライトアップ

海外で産出した魚類化石や現生種も数多く展示されており、魅入っているうちに国境や時流を超えた何とも不思議な気分になれるフロアです。
1階同様、古代の海の様子を映像で楽しめるコーナーも。大型ディスプレイに映し出されるアニメーションや効果音が、異次元空間に誘い込んでくれます。

宝石化したアンモナイト

アンモナイトの化石が宝石化した、直径65センチの世界最大級アンモライトも展示。長い時をかけて宝石になったアンモライトは、鮮やかな虹のような光を放ち、古代ロマンの世界に惹きこませてくれます。

【貴重な恐竜関係の資料・書籍が集まるライブラリーコーナー】

ライブラリーコーナー

古代生物の歴史を五感で満喫した後はライブラリーコーナーへ。国内有数の古生物学者として多数の恐竜関係の書籍の監修、翻訳をおこない、同館のリニューアル監修にも携わった小畠郁生氏の自著本や自らが発掘した化石なども展示しています。子ども向けの本や漫画、絵本なども数多く並んでおり、じっくりと生命の歴史に触れることができます。

ここは異空間への入口!ようこそナイトミュージアムへ!

ナイトミュージアム

ナイトミュージアム映像

泊まって学べる博物館の醍醐味は、何といっても「宿泊者限定のナイトミュージアム」です。無料で貸し出してくれる懐中電灯と双眼鏡、そして記念品がもらえるチャンスもある博物館オリジナルクイズを手にして、気分は古代恐竜探検。
昼間と一転、薄暗い照明の中、ライトアップされた恐竜標本はモンスター感が増して、迫力も倍増。床には、恐竜たちが襲ってくるようなアニメーション映像がダイナミックに映し出され、威圧的な鳴き声が聞こえるなど臨場感満載です。暗い館内に響く恐竜の鳴き声や足音、妖しく光る骨格、そして古代を彷彿させる躍動感あふれる映像など、夜という時と空間を最大限に活用した効果的な展示で、子どもはもちろん、大人も時間を忘れて楽しめそうです。

2階エリア深海

美しい貝

深い海を思わせる紺碧の2階エリアは、一層ムーディーな空間に。緑や橙、黄色などに色分けして陳列された美しい貝たちはまるでアート作品のよう。1階とは比して落ち着いた雰囲気のフロアで、古代ロマンに思いをはせてみたいものです。

一度は泊まってみたい!特別感満載の恐竜ルーム

恐竜ルーム

恐竜ルーム2

3~5階は全19部屋の客室フロア。趣向を凝らしたインテリアの3階恐竜フロアのうち、部屋のあちこちに恐竜フィギュアやパネルが飾られた2段ベッド4人部屋の恐竜ルームは子どもたちに大人気。天井には蓄光式のクロスで月や星が描かれ、まるで星空の下で寝ているような気分も味わえます。わずか2部屋の特別ルームは、真っ先に予約で埋まってしまうそう。部屋ごとにコンセプトが違うので、リピーターになる楽しみも増えそうです。4、5階にはスタンダードなシングルやツイン、トリプルルームもあります。

奥出雲の特産「仁多米」と「きのこ」が極上の味わい


最上階にある展望レストランで、奥出雲の豊かな自然を眺めながら食事ができるのも宿泊の楽しみの一つ。薪ストーブも設置されていて、冬は炎が温かな雰囲気を演出します。

八重垣御膳 恐竜プレート

夕食は、地元奥出雲町特産のきのこをたっぷり使ったきのこ鍋3種類が味わえます。程よい霜降りと赤身の旨みが人気のご当地ビーフ、しまね和牛を用いたきのこ鍋「八重垣御膳」は、とろけるような肉と風味豊かなきのこを堪能できる人気のコース。他に、奥出雲ポークや骨付鳥をメインにしたきのこ鍋のコースもあります。
子どもに喜ばれるのは、恐竜の形の玉子焼きやハンバーグなどが付いた「恐竜プレート」。お皿やお茶碗まで恐竜柄というこだわりです。

予想以上に驚かされるのが朝食の美味しさです。奥出雲町特産の「仁多米」を土鍋で炊いたご飯がメインの和食と、地元のこだわりパン屋さんが作った国産小麦100%の無添加パンがメインの洋食は、いずれも選択するのが迷うほどの絶品。

また、ゆくゆくは3食をゆっくり味わって頂けるように昼食サービスも計画中とのこと。昔ながらの棚田が広がる里山風景を望みながら頂く地元の食材にパワーを頂けそうです。

【つるつるさっぱり美肌の湯 佐白温泉】

佐白温泉

館内には内風呂もありますが、宿泊客には博物館目の前の美肌温泉「佐白温泉 長者の湯」の入館チケットが無料でもらえます。地下水層のミネラルをたっぷり含んだ温泉を楽しめるのも魅力の一つです。

【観光スポット】詳細はこちら
【関連情報】癒されて美しくなる美肌県しまね温泉旅

恐竜グッズが勢揃い

お土産コーナー
恐竜フィギュア 恐竜ぬいぐるみ

お土産には、約200種以上もの豊富な品揃えの恐竜グッズがおすすめ。大小さまざまなフィギュアに加え、食器や茶こし、恐竜のゆで卵型などユニークなグッズも満載です。

生命の歴史や神秘を見て触って学べるだけでなく、地域の食や温泉、文化など豊かな資源も堪能できる全国でも珍しい泊まれる「奥出雲多根自然博物館」。出雲神話の舞台ともなった山奥の一角で、非日常なロマンを味わってみませんか。

奥出雲多根自然博物館

〒699-1434 島根県仁多郡奥出雲町佐白236-1 [MAP]

TEL:0854-54-0003/FAX:0854-54-0005

[入館料]大人:400円 大学生・高校生:300円 小学生・中学生:200円

[開館時間]9:30~16:00

[休館日]火曜(祝祭日と重なる場合はその翌日)、12/30~1/1

奥出雲多根自然博物館 公式ホームページ

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