大蛇（おろち）
古代神話の英雄、須佐之男命（すさのおのみこと）の八岐大蛇退治を伝えるもので、ダイナミックでスケールの大きいこの演目は、国内はもとより世界でも賞賛され、好評を得ており、石見神楽の代表的な演目といえる。
大蛇のあらすじ
毎年一人ずつ姫を大蛇に獲られてしまう
英雄須佐之男が、大蛇退治を買って出る
圧巻の大蛇の演技
十束の剣を持ち、酒で眠る大蛇に忍び寄る須佐之男
最後の一頭を勇ましく切りつける
高天原を追われた須佐之男命（すさのおのみこと）が出雲の国 斐の川（斐伊川）にさしかかると、嘆き悲しむ老夫婦と稲田姫に出会います。理由を尋ねると、八岐（やまた）の大蛇が毎年現れ、既に7人の娘が攫われ、残ったこの稲田姫もやがてその大蛇に攫（さら）われてしまうと言いました。
一計を案じた須佐之男命は、種々の木の実で醸した毒酒を飲ませ酔ったところを退治します。 そのとき、大蛇の尾から出た剣を『天の村雲の剣』（あめのむらくものつるぎ）と名づけ、天照大御神（あまてらすおおみかみ）に捧げ、稲田姫と結ばれます。
一計を案じた須佐之男命は、種々の木の実で醸した毒酒を飲ませ酔ったところを退治します。 そのとき、大蛇の尾から出た剣を『天の村雲の剣』（あめのむらくものつるぎ）と名づけ、天照大御神（あまてらすおおみかみ）に捧げ、稲田姫と結ばれます。
動画で見る大蛇
大蛇の相関図
神楽団体により、登場人物など多少異なる場合がございます。
4コママンガで見る大蛇
神楽団体により、異なる場合がございます。
Column
大蛇まめ知識
大蛇のしっぽから出てきた剣。これは「天の村雲の剣」といって、この後須佐之男命の姉、天照大御神に献上されます。この剣は後に演目「日本武尊」に出てきます。
その他の演目
