島根半島最北端の多古鼻岬にある海食洞穴群のことをいいます。このあたり一帯は、角礫凝灰岩からなり、北側の海岸線には約400mにわたって高さ50mほどの海食崖がみられます。海食崖下には、九つ以上の海食洞があり、地盤の隆起に伴って姿を現した洞口が、海上正面から7か所見えるところから多古の七ツ穴と呼ばれています。洞口は高さが10~12mで、洞穴内部が通じ合っており、小舟なら通過することができます。多古鼻一帯は、すぐれた景勝地で大山隠岐国立公園に指定されており、多古の七ツ穴は国の天然記念物に指定されています。
多古鼻岬東方には築島があり、この島の北東部の崖には多数の岩脈が複雑なすがたでみられるところから築島の岩脈として国の天然記念物に指定されています。
加賀港マリンプラザから潜戸遊覧船が運行しています(3月~11月要予約)
<国・県指定別>国
<指定年月日>昭和7年7月23日
<備考>高さ50m 延長400m
<規模>長さ0.5㎞
住所 | 松江市島根町多古沖泊 |
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お問合せ先 | (一社)松江観光協会島根町支部 TEL:0852-55-5720 |
交通アクセス | JR松江駅からバス70分 松江だんだん道路川津ICから約19km |
駐車場 | あり 10台 無料 |
関連サイト | 島根町観光ナビ |