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センジョウケイ

千丈溪

邑智郡邑南町の京太郎山、智河原山に源を発し、江の川の支流八戸川(やとがわ)に注ぐ日和川(ひわがわ)が、桜江町にかけて約5kmの石英粗面岩を浸食して作った、深淵と瀑布とによって織りなす峡谷である。昭和7年(1932)7月国の名勝に指定されている。海抜80mの日和並から、海抜260mまでの延長3kmにおいては勾配が17分の1(断魚溪が36分の1)をなし、板状および方状節理に沿って瀑布と甌(おう)穴群が連続する壮年期の浸食過程を示す貴重な深渓でもある。昭和57年(1982)10月、江川水系県立自然公園から分離独立して千丈溪県立自然公園として指定をうけた。その景勝地24景には、白藤滝、相生滝、一の滝、千畳敷、紅葉滝、魚切などがあるが、中でも白藤滝は最も美しく、高さ40m、上部の幅8m、下部の幅2mである。また山頂には赤松が繁茂しており、中腹以下は広葉樹が茂っているので秋の紅葉のころは見事な景観をみせている。

昭和55年(1980)には、中国自然歩道の一部として千丈溪探勝コースが整備され、これまで入り込めなかった奥部まで探勝できるようになった。

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