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コワタサンソウ

木幡山荘

宍道町中心部から東南500mの山谷に木幡山荘があります。木幡山荘は、昔、随音寺という古刹があった山谷一帯を木幡家が買い取って隠居所にしたところで、「木幡の山屋敷」と呼ばれていました。
三方を山に囲まれた一万坪の荘内はケヤキ、モミジ、ツバキ、シイなどの古樹老木が鬱蒼と枝を交え、池泉の水声、野鳥のさえずりは町を離れること数百歩にして深山幽谷の趣があります。
木幡家四代の喜三郎浄意と妙蓮の夫婦はここに住んで百歳と九十二歳の長寿を保ち、松江藩六代藩主松平宗衍公から褒美を頂きました。幕末から明治にかけて十一代久右衛門梅屋、十三代黄雨らは独楽窩、吸光閣、香遠亭などを建て、貫名海屋(ぬきなかいおく)、広瀬旭荘(ひろせきょくそう)、挙骨和尚物外(もつがい)、田能村直入(たのむらちょくにゅう)など多くの文人墨客を迎えて詩茶管弦の遊雅を楽しまれた。
大正のころまでは一般に開放され、行楽、遠足地として賑わいましたが、昭和元年の豪雪で多くの建物が被害を受け閉園を余儀なくされました。現在の吹月堂、吸光庵は昭和37年十四代久右衛門吹月が還暦を祝って再建したものであり現在も茶会や園遊会席として利用されています。初夏の新緑、フジの花、秋の紅葉は特に美しいです。(入園は要予約)

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