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ヒメヅカコフン

毘売塚古墳

安来駅から東へ約300m離れた低丘陵上にある。

全長が約43m、後円部径約28m、後円部の高さ約5mの規模をもつ前方後円墳である。墳裾には葺石(、円筒埴輪片が露出しており、後円部北側にはテラス状の段が認められる。遺体を納めた主体部は後円部墳頂に墓壙(ぼこう)を穿って舟形石棺を納めたものである。棺内からは、人骨1体、鉄剣2以上、棺外墓壙から鉄鏃数本、鉄鉾1が出土した。石棺、出土遺物などから古墳築造年代は5世紀代と考えられる。昭和44年(1969)に県史跡に指定されている。

『出雲国風土記』に「天武天皇3年(674)に語臣猪麻呂(かたりのおみいまろ)の娘がワニに食い殺されたので、父が敵討ちを行った」との記事があることから、ワニに食い殺された娘が葬られていると伝承されてきた所でもある。また『出雲風土記』の毘売埼伝承のゆかりの地として知られている。

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