国道54号線掛合(かけや)交差点から南方へ約500m。国道西側にそびえ、掛合城ともいう。風土記時代には山上に日倉社があったが、戦国時代多賀山(たかのやま)氏が社を移遷し、備後蔀山(しとみやま)城の出城を築いた。
築城年代は明らかでないが、天文から天正(16世妃後半)にかけて多賀山通定が居城していたことが知られる。毛利元就が出雲に進攻したとき、毛利軍の中継地点として重要な位置をしめた。明治30年ごろ、山麓から石鉢、茶釜、青磁、茶碗などが発掘されたが、城主のものであろう。天正19年(1591)多賀山氏は改易されるので、日倉城も廃城となったと思われる。
住所 | 雲南市掛合町掛合 |
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お問合せ先 | (一社)雲南市観光協会 TEL:0854-47-7878 |
交通アクセス | 松江道 吉田掛合ICより車で約10分 |