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鉄の歴史博物館

たたら製鉄の全てが分かる郷土の資料館

雲南市吉田町はかつてタタラ製鉄とともに歩みつづけた日本有数の和鉄の産地でした。
展示1号館(木造2階建、延面積262平方メートル)は、「タタラ製鉄とその技法」をテーマにタタラ製鉄の歴史、製鉄技法、タタラ用具、タタラ師の生活に関する資料253点を展示しています。また、タタラ製鉄の記録ビデオ「和鋼(わこう)風土記」(昭和44年日本鉄鋼協会制作)も放映しています。展示2号館は、「鉄山経営と鍛冶集団」をテーマに萱葺(かやぶき)の民家(面積148平方メートル)を移築したものと、土蔵(面積31.8平方メートル)とで、鉄師による鉄山経営の実態と「鋼(はがね)造り」「大鍛冶(おおかじ)」「小鍛冶(こかじ)」の技法を、和鉄生産の流れによって187点展示しています。なお、2号館の一角には内藤伸記念室があり、この地が生んだ日本彫刻界の巨匠内藤伸(昭和42年(1967)没)の作品や愛用品(150点)を展示しています。

 

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