全隆寺

＜創建＞室町時代-1557年
島根県の花にも指定されている大根島の牡丹は、1750年頃、当時の住職が遠州（静岡県）曹洞宗専門道場可垂斎から牡丹を持ち帰り、境内に植えたのが最初だと言われている。また、現在の全隆寺一帯は戦国時代には、砦として使用され、本堂の北東部に堀、土塁の遺構があり、西旧参道には石垣が当時のままの姿をとどめている。最近建立された「花咲観音像」はその壮麗な姿で有名。
現在は県道259号線に面した南参道から本堂に入る桜木100本・芝生の広場など、本堂前の中海に面した波入親水公園とともに地区の人のいこいの場となっている。