松江城は、松江開府の祖、堀尾吉晴(ほりおよしはる)公が慶長12年(1607)から慶長16年(1611)まで、5年の歳月をかけて築城しました。千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風(いりもやはふ)の屋根が見事なことから、別名「千鳥城」とも呼ばれています。天守閣からは、360度松江の町を見渡すことができます。2015年7月に国宝に指定されました。
周辺は遊歩道が整備され、ツツジや椿など四季折々の風景が楽しめるほか、桜が咲く季節には「お城まつり」が開催され、大勢の花見客で賑わいます。
松江城を囲む約3.7kmの堀川を、小舟でゆったりと巡る観光遊覧船。
船頭さんのガイドを聞きながら、松江城天守閣をはじめ、武家屋敷、塩見縄手など、歴史や風情のあるスポットを巡ります。
また、毎年9月から10月にかけて、『松江水燈路』が開催されます。堀川沿いに灯篭が並び、辺り一帯が幻想的な光に包まれます。
期間中は、遊覧船の夜間運航も行われ、ライトアップされた松江城や塩見縄手などを楽しむ事ができます。昼間とはまた違う城下町松江の魅力を存分に楽しめるイベントです。
日本国内で7番目に大きい湖。有数の渡り鳥の飛来地でもあり、数多くの野鳥を見る事ができます。また、宍道湖の美しい夕景は「夕日百選」に選定されており、湖畔に建つ『島根県立美術館』からもとても美しい夕日が見られるため、人気のスポットになっています。
宍道湖で獲れる宍道湖七珍は、島根の代表的な郷土の味覚です。中でも宍道湖で獲れる「しじみ」はとても人気があり、「しじみレトルト」や「しじみパン」などの商品も販売されています。
宍道湖にある「嫁ヶ島」には、弁財天を祀る祠と鳥居があり、周囲には松が植わっています。島の名は若嫁の悲しい伝説がもとになっていると言われています。岸から島周辺の水深が浅い為、年に数回、嫁ヶ島に歩いて渡るイベントが開かれます。
宍道湖のほとりに建つ優雅なフォルムの美術館。水の都・松江にふさわしく、水を画題とする絵画を中心に島根に由縁のある美術品や、日本の版画、木を素材とした彫刻など優れた作品を収集しているのが特徴です。
<主な収蔵作品>オーギュスト・ロダン「ヴィクトル・ユゴーのモニュメント」、「柳橋水車図屏風」(作者不明)、富語嶽三十六景、石橋和訓「美人読詩」、クロード・モネ「アヴァルの門」、葛飾北斎「凱風快晴」、河井寛次郎「白地草花絵扁壷」季禹煥「From Line]、ジュリア・マーガレット・キャメロン「フローレンス」など。
エントランスロビーの天井まであるガラス窓越しに宍道湖と松江の街が一望でき、夕暮れ時には夕陽を一目見ようと、観光客や地元の人たちが集まってきます(日没時刻まで無料開放)。ミュージアムショップや、レストランも併設しています。
牡丹、花菖蒲、紅葉、寒牡丹…など、四季折々の花々と緑に彩られた1万坪の回遊式日本庭園。春には、250種もの牡丹が咲き競います。庭園内の滝と池は、斐伊川が宍道湖と中海を経て日本海へ注ぐ水の流れを模し、池に浮かぶ中島は大根島に見立てています。大根島の素材が庭のそこかしこに使用されており、年中牡丹が咲く室内庭園「牡丹の館」や、島の誕生の様子がうかがえる「熔岩庭園」など、見どころが満載です。
園内3つの食事処では、庭を眺めながら会席料理をお楽しみ頂けます。また、オリジナルの高麗人蔘商品は、健康や美容に効果があると人気が高い商品になっております。
中海の中心に浮かぶ大根島。牡丹や高麗人蔘の生産が有名な八束町は、松江と鳥取県の境港とを道路で結ばれ、アクセスも便利です。
『花と鳥の楽園』松江フォーゲルパークは国内最大級の温室で、ベゴニア・フクシアを中心とする花々が一年中楽しめる施設です。
園内にはアイビーゼラニウムの花と香りに囲まれたベンチ「幸せの椅子」があります。アイビーゼラニウムの花言葉は「真実の愛」。この椅子にカップルや夫婦、親子や友達同士で腰掛けると強い絆で結ばれるといわれています。
また、鳥たちに直接エサをあげられるコーナーもあり、鳥たちとふれあいながら楽しいひと時が過ごせます。中でも園内を散歩するペンギンの姿はとても愛らしく、人気のイベントです。
勾玉や美肌の湯として、有名な玉造温泉にある玉作湯神社。
玉作湯神社には、”触れて祈れば願いを叶えてくれる”という「願い石」があり、古くから人々の信仰を集めてきました。この「願い石」に、社務所でいただける「叶い石」を触れさせて祈ると願いが叶うと言われ、多くの人が訪れるています。
美肌の湯で有名な「玉造温泉」では、旅の疲れを癒やす3か所の足湯スポットや「恋来井戸」「恋叶い橋」といった縁結びのパワースポットもあります。
スサノオノミコトが、ヤマタノオロチ退治の後、イナタヒメと居を構えるにあたって詠んだ、日本最古の短歌とも言われる古歌「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を」に由来する神社です。
本殿から少し離れた裏手にある小さな森と、その中に静かに佇む「鏡の池」は、全国から訪れる人が絶えることがないパワースポットとして定着しています。和紙の中央に硬貨を乗せ、鏡の池に浮かべて、その沈み具合で縁の遅速を占う“縁占い”が若いカップルに人気です。
毎年5月3日に行われる「身隠神事」は、ヤマタノオロチ退治の際にイナタヒメが奥の院に身を隠したという言い伝えにちなむもので、本殿から奥の院の夫婦杉まで神輿による神幸行列が行われます。この行列を見ると良縁に恵まれるという言い伝えもあります。
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