2024年01月23日 公開
島根観光といえば、「出雲大社(出雲市)」や「国宝・松江城(松江市)」などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。初めて島根へ行くなら、まず立ち寄っておきたい2大観光名所です。松江・出雲エリアには縁結びスポット、美肌の湯で知られる温泉地などもあり、見どころも豊富。1泊2日の短い旅行でも観光をたっぷりと楽しめるエリアです。
松江市~出雲市は隣接し、エリア内・エリア間の移動は、”公共交通機関” だけでも周遊ができます。便利でお得なパスチケットも新登場し、よりリーズナブルに巡れるようになりました。
そこで今回は、王道の観光名所をバス・電車で巡るおすすめモデルコースをご紹介。移動中の車窓に流れる景色とともに、松江・出雲旅を満喫してください。
島根県東部の松江市・出雲市を走る “公共交通機関” のうち、一畑電車、一畑バス(高速バス・臨時バスを除く)、松江市交通局(レイクライン含む・臨時バスを除く)のバスの全区間が3000円(小児・大人障がい者1500円)で2日間乗り放題。スマートフォン専用のデジタル周遊チケット「松江・出雲 旅PASS 2Days」が発売中です。事前にJR西日本の「tabiwa by WESTER」でキャッシュレス購入しておけば、当日は画面を乗務員・スタッフに見せるだけで利用可能。さらに、観光施設で特典やお得な割引サービスが受けられます。
※出雲縁結び空港・米子鬼太郎空港の連絡バス、JRは利用できませんのでご注意ください。
[料金]大人:3,000円/小人・大人障がい者:1,500円
※スマートフォン専用、要事前WEB購入
※大人障がい割引者は、乗降時に手帳等をご提示ください。
[対象]一畑電車の全路線、一畑バス(高速バス・臨時バスを除く)・松江市交通局(レイクライン含む・臨時バスを除く)のバスの全区間
※空港連絡バス、JRは対象外
[販売]
チケット購入はこちら
≫tabiwa by WESTER(JR西日本のWEBサイト)
「特典施設一覧」や「旅PASSに関するお問合せ」については、下記の公式サイトをご覧ください。
1日目は水の都ともよばれる松江市からスタート。観光周遊バス「ぐるっと松江レイクラインバス」に乗車して、地元のシンボル「松江城」へ向かいましょう。松江城は国内に現存する12天守のうちのひとつであり、国宝に指定。周辺は往時の姿を今に留める武家屋敷や塩見縄手が広がり、まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気を体感できます。
松江城周辺では、水上から城下町の美しい景観が楽しめる「ぐるっと松江堀川めぐり(堀川遊覧船)」や、松江の歴史と文化を知ることができる歴史館・記念館など余すことなく歴史散策が楽しめます。お食事は出雲そば、しじみ料理、B級グルメカツライスなど、美味しいご当地グルメが豊富。
また、松江市は今なお茶の湯文化が息づくお茶処。由緒ある茶室もありますが、喫茶店などでも手軽に和菓子と本格的なお抹茶を味わえるお店もあります。和情緒あふれる体験も楽しみのひとつです。
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特典の詳細、松江城周辺の特典対象施設については、こちらから≫
ぐるっと松江レイクライン
レトロなカラーリングと風合いが目を引く観光周遊バス。JR松江駅を起点に、松江城や夕日スポットの島根県立美術館など、松江市内の主要観光地をめぐります。松江市内を中心に旅するなら移動に最適です。
※「松江・出雲 旅PASS 2Days」対象
≫詳細はこちら
ヤマタノオロチを退治した後、スサノオノミコトがイナタヒメノミコトと結ばれたとされる伝承の地に立つ「八重垣神社」。島根県に数あるパワースポットの中で、特に縁結びにゆかりが深い場所です。同社裏手にある、鏡の池で専用の和紙に硬貨を乗せて浮かべ、紙が沈むまでの距離と時間で縁を占う「縁占い」が人気。境内は、緑豊かで自然に包まれ神聖な空気が漂います。
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全国有数の美肌の湯としても知られる、日本最古の湯・玉造温泉。玉湯川沿いには風情ある温泉旅館や、無料の足湯、お土産店、カフェなど美味しいグルメ店が軒を連ねます。さらに、美肌祈願できるお地蔵様や、「願い石 叶い石」が人気の古社など、パワースポットも点在。温泉だけでなく、多彩な観光スポットをお散歩感覚で楽しめます。
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松江市の宍道湖は「日本の夕陽百選」に選ばれる景勝地。宍道湖のほとりに建つ島根県立美術館の岸辺に腰掛けて観賞したり、宍道湖観光遊覧船のサンセットクルーズなど、特別なひとときが過ごせます。松江観光協会 公式サイトでは、その日の夕日指数を掲載中です。
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2日目は、松江市から "バタデン" の愛称で親しまれるローカル列車「一畑電車」に乗って縁結びの聖地・出雲大社へ。松江しんじ湖温泉駅から、目的地の出雲大社前駅までは宍道湖の北岸を走ります。車窓から美しい宍道湖をのんびりと眺めながら、移動が楽しめるのもローカル線ならでは。駅には無料の足湯もあるので、出発時間までの待ち時間に楽しむこともできます。
また、一畑電車沿線には観光が楽しめるスポットがいくつかあるので、旅に余裕があるなら「松江・出雲 旅PASS 2Days」を使って途中下車も可能です。温室で年中快適な花と鳥の楽園「松江フォーゲルパーク」、かつての町並みが色濃く残る「木綿街道」など寄り道しながらの旅もおすすめ。
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神話とゆかりの深いスポットが点在する出雲市。その中で "縁結びの神様" として有名な大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をお祀りするのが「出雲大社」です。旧暦の10月には全国から八百万の神々が出雲大社に参集して、さまざまなご縁を取り決めるとされています。
その八百万の神々をお迎えする浜が「稲佐の浜」です。出雲大社西方に広がる海岸で、国譲り神話や国引き神話ゆかりのパワースポットとしても知られています。巨岩・弁天島のバックに夕日が沈む様子は圧巻。
出雲大社から稲佐の浜までは約1km程度ですが、時間が合えば、観光センターいずもに隣接しているバス停 「出雲大社バスターミナル」からバス利用も可能です。帰りは神迎神事の後に神様がお通りになる「神迎の道」を散策しながら出雲大社まで戻るルートもあり。参拝者の中には、稲佐の浜の砂を手にしてから、出雲大社の「素鵞社(そがのやしろ)」に供え、清められた御砂と交換する方もいます。
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出雲大社門前に続く道は「神門通り」と呼ばれ、道の両側には飲食店やカフェ、バラエティ豊かなお土産店が軒を連ねるメインストリートです。出雲ならではのご当地グルメ「出雲そば」を筆頭に、クラフトビールやのどぐろ串など手軽に食べ歩きが楽しめたり、路地裏にも美味しいお店が集結。
もちろん、スイーツが味わえるカフェ・甘味処も。なかでも出雲エリアが発祥といわれる「ぜんざい」は外せないおやつのひとつ。ぜんざい専門店のほか、カフェではぜんざいをモチーフにしたケーキなども味わえます。
ひと足のばして
絶景広がる「出雲日御碕灯台」
一畑バス 出雲大社バスターミナルから、日御碕灯台まで約25分。島根半島の最西端の断崖に立つ白亜の灯台は、海面からの高さ63.3m、地面から塔頂(灯塔)までの高さ43.65mと石造灯台の中では日本一の高さを誇ります。灯台周辺には海鮮丼、イカ焼きなど新鮮な海の幸を使ったグルメが揃います。ランチをこちらで楽しむのもおすすめ。
≫詳細はこちら
帰路は一畑バスを利用してJR出雲市駅へ向かいましょう。JR出雲市駅の建物内でも、お食事ができたり、お土産店やコンビニなどが揃っているので出発前までゆっくりと過ごせます。観光地でうっかり買い忘れてもここで購入できるので安心です。
いよいよ旅も終わり。最後は、ゆっくり非日常感が感じられる鉄道を利用してみてはどうでしょうか。2024年4月6日には、特急やくも新型車両がデビューします。我が家のようにくつろげる温もりのある車内が新しい旅を演出します。また、シティホテルをイメージした寝台特急「サンライズ出雲」は人気があり予約必須です。飛行機や車では味わえない時間を最後までお楽しみください。
※「松江・出雲 旅PASS 2Days」は出雲縁結び空港・米子鬼太郎空港の連絡バス、JRは利用できませんのでご注意ください。
一畑電車 TEL:0853-62-3383 ≫公式サイト
一畑バス TEL:0852-20-5205 ≫公式サイト
松江市交通局 TEL:0852-60-1111 ≫公式サイト
※時刻表、路線図などのご確認は各ホームページよりご確認ください。
WESTERサービス総合ダイヤル TEL:0570-00-8999
(9:00~19:00 ※通話料有料)
旅行の計画を立てる時に悩んでしまう移動手段。車の免許を持っていない、レンタカーの手続き時間がもったいないなど悩みもそれぞれ。お得な交通パスを利用する事で快適に旅を楽しむことができます。ぜひ参考にしてみてください。